平成28年6月に東京都内において、7歳の子供が友人とかくれんぼをしていて、マンションエントランス部分に設置された宅配ボックス内に閉じ込められる事故が発生しました。
平成24年以降、東京消防庁管内※で、同様の事故が他に3件発生しています。
いずれも大事には至りませんでしたが、特に気温が上昇する夏に閉じ込められた状態で長時間放置された場合、熱中症等の重大事故に発展することが考えられます。
日頃から子供に事故の危険性を教えるとともに、宅配ボックスで遊ばないよう注意しておきましょう。
なお、内部に緊急開錠用のレバーなどが設けられている宅配ボックスもあります。
【事故概要】
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- 7歳男児が、友人とかくれんぼをしており、9時40分頃に友人宅マンションエントランス部分に設置された宅配ボックス内に隠れた。その後、何らかの原因で宅配ボックスの鍵がかかり、出られなくなったもの。
【平成28年6月 7歳男児 軽症】
【過去の事故事例】
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- 3歳男児が宅配ボックスから出られなくなったもの。
【平成25年7月 3歳男児 不搬送】
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- 子供4人がマンション玄関付近でかくれんぼをしていて、1階に設置してある宅配ボックスに入りかくれていた。その後、他の子供が外からダイヤルを動かしたため、鍵がかかり閉じ込められてしまったもの。
【平成24年9月 8歳男児 不搬送】
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- 5歳男児が兄と自宅マンション内の宅配ボックスで遊んでおり、扉を閉めた際、自動的にカギが掛かってしまい出られなくなった為、通行人が119番通報したもの。
【平成24年4月 5歳男児 軽症】