外国人の方を災害から守りたい!
-TED防災インフォメーション 第3号-
今回のコンテンツは、以下の3点です。
① 東京の消防コーナー
【東京消防庁と総務省消防庁について】
日本には、「総務省消防庁」と「東京消防庁」の2つの消防庁があります。どちらも「消防庁」の名称がついているため、同一機関と勘違いされる方もいますが、「総務省消防庁」は国の行政機関で、「東京消防庁」は東京都の行政機関です。
総務省消防庁の設立は、1948年の「国家消防庁」にさかのぼります。その名称は、1952年に「国家消防本部」と改められた後、1960年に自治庁が自治省に昇格した際に、自治省の外局として「消防庁」と改められました。その後、2001年の中央省庁再編の際、総務省の外局となり、現在に至っています。
一方、東京消防庁は、1948年3月7日に「東京消防本部」として警視庁から分離独立して誕生し、同年5月1日には「東京消防庁」と名称が改められました。
② 防災お役立ち情報コーナー
【多言語による119番通報の対応について】
119番通報を受信する災害救急情報センター及び多摩災害救急情報センターでは、常時英語担当者を配置し、外国人からの119番通報に対応しています。
この度、増加する訪日外国人への対応及び2020年オリンピック・パラリンピック東京大会を見据え、英語以外の言語による外国人からの119番通報に対応していくため、電話通訳センターを介した同時通訳を導入し、多言語による119番通報対応の強化を図りました。
③ 東京消防庁からのお知らせコーナー
【防災週間と防災の日】
8月30日(水)から9月5日(火)までは防災週間、9月1日(金)は防災の日です。
1923年9月1日、日本では関東大震災が発生し、関東地方を中心に甚大な被害が発生しました。その後、1960年に9月1日が「防災の日」として定められ、この日を中心とする「防災週間」には、全国的に防災に関する様々な行事が開催されています。
皆さんの大使館お近くでも様々な行事が開催されると思うので、ぜひご参加ください!
【救急医療週間と救急の日】
9月3日(日)から9日(土)までは救急医療週間、9月9日(土)は救急の日です。
厚生労働省と総務省消防庁は、救急業務及び救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に、毎年9月9日を「救急の日」、救急の日を含む一週間(日曜日から土曜日)を「救急医療週間」と定めています。昭和57年から始まり、毎年、日本全国で救急にかかわる様々な取り組みが実施されています。
東京消防庁でも「救急の日」と「救急医療週間」を中心に、皆さんに救急業務への理解と認識を深めていただくため、様々な行事を実施しているので、お近くで行事が開催される際にはぜひご参加ください!
ご意見・ご質問は総務課国際業務係まで
TEL 03-3212-2181 E-mail:tfdinfo2@tfd.metro.tokyo.jp