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東京消防庁府中消防署安全・安心情報>水害に備えよう!

 水害に備えよう! イラスト:水害に備えよう!
短時間豪雨による水害の特徴 / 短時間豪雨による水害の危険性 /
台風接近前の主な留意点 / 台風に対する知識をつけよう /
体験しよう!都市型水害の恐ろしさ




短時間豪雨による水害の特徴
短時間で危険な状態となる
水が集まり流れる場所である河川、下水道、用水路などでは、短時間に強い雨が降ることや周りから降った雨が流れ込むことで、 数分〜数十分で危険な状態になる場合があります。平成20年の兵庫県神戸市都賀川の事故では、10分間で約1m30cmも水位が上昇しました。
離れた場所での雨が影響する場合がある

河川、渓流、下水管、用水路などでは、自分の居る場所で強い雨が降っていなくても、上流など離れた場所で降った雨が流れてくることによって、危険な状態になる場合があります。 多摩川のような大きな川でも、40分間で約30cmも水位が上昇した事例があります。

注意報や警報の発表に至らない雨でも災害が発生する場合がある
河川、下水管、用水路などでは、わずかな雨でも危険になるおそれがあります。このような場所では、 大雨や洪水の警報・注意報の発表基準に達しない場合でも災害が発生するおそれがあります。 平成20年の豊島区の下水道工事での事故は、大雨注意報の発表基準より少ない雨量で発生しています。


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短時間豪雨による水害の危険性
側溝や排水溝にゴミがたまっていると、水が流れなくなり増水する危険性が増加します。普段の清掃について配意が必要です。 イラスト:水防工法(積み土のう工法)実施
地下室にいる場合は、水圧でドアが開かず脱出できなくなる恐れや地下に流入する水の勢いで避難ができなくなる恐れがありますので、早期に避難する必要があります。
車が水没して動けなくなった場合、水位がドアの半分の程度に達すると、ドアが開かなくなり、外に出られなくなる恐れがあります。車が水没するような場所では注意が必要です。
冠水した道路等では、マンホールの中へ雨水が激しく流入している場合があります。泥水で見えにくい場合、吸いこまれる恐れがあり、注意が必要です。


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台風接近前の主な留意点
イラスト:津波からの避難 物干し竿や物干し台は寝かせ、自転車なども風で飛ばされないようにしておく!
風で飛ばされそうな植木鉢やゴミ箱などは屋内に入れておく!
側溝にたまった落ち葉などを取り除き、排水を良くする!
窓や雨戸をしっかり閉めておく!
トタンなどは飛ばされないように補強しておく!
浸水の危険がある場合は、日頃から土のうなどを準備しておく!


イラスト:非常放送
台風に対する知識をつけよう
<風の強さと吹き方>       (出典元:気象庁ホームページ)
平均風速
(メートル/秒)
時速
(キロメートル)
予報用語 人への影響 屋外の様子 建造物の被害 気象警報等
10以上
15未満
36以上
54未満
やや
強い風
風に向かって歩きにくい
傘がさせない
樹木全体が揺れる
電線が鳴る
取り付けの不完全な看板や
トタン板が飛び始める

強風注意報
【平均風速13
(メートル/秒)以上
の場合】

15以上
20未満
54以上
72未満
強い風 風に向かって歩けない
転倒する人もでる
小枝が折れる ビニールハウスが壊れ始める 強風注意報
20以上
25未満
72以上
90未満
非常に
強い風
しっかりと身体を確保しないと転倒する 鋼製シャッターが壊れ始める
風で飛ばされた物で窓ガラスが割れる
25以上
30未満
90以上
108未満
立っていられない
屋外での行動は危険
樹木が根こそぎ
倒れはじめる
ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外の装材がはがれ、飛び始める 暴風警報
30以上 108以上 猛烈な風 屋根が飛ばされる
木造住宅の全壊が始まる

(注 1) 表に示した風速は、10分間の平均風速です。風の吹き方は絶えず強弱の変動があり、瞬間風速は平均風速の1.5倍から3倍以上になることがあります。

(注 2) 「強い風」や「非常に強い風」以上の風が吹くと予想される時は強風注意報や暴風警報を発表して警戒を呼びかけます。なお、注意報、警報の基準は地域によって異なります。
(注 3) この表を使用される際は、以下の点にご注意下さい。
 1.風速は地形や廻りの建物などに大きく影響されます。風速は、風速計が置かれている地点での観測地ですが、同じ市町村であっても周辺の地形や地物の影響で風速は異なります。
 2.風速が同じであっても、対象となる建物、構造物の状態や風の吹き方によって被害が異なる場合があります。この表では、ある風速が観測された際に、通常発生する現象や被害を記述しています。したがって、これより大きな被害が発生する場合や、逆に小さな被害にとどまる場合もあります。
 3.この表は主に近年発生した被害の事例から作成しています。今後新しい事例が得られ、表現など実状と合わなくなった場合には内容を変更することがあります。


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体験しよう!都市型水害の恐ろしさ
東京消防庁では、本所防災館で都市型水害体験コーナーを設置しています。
写真:本所防災館 水圧ドア体験 写真:本所防災館 自動車水圧ドア体験 写真:本所防災館 暴風雨体験コーナー
水圧ドア体験 自動車 水圧ドア体験 暴風雨体験コーナ
<問合わせ先>
本所防災館(本所防災館ホームページはこちら)  電話番号:03−3261−0119


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