東京消防庁では、本年４月１日から建物や店舗を立入検査した結果、公表対象に該当した場合に、東京消防庁のホームページや消防署等の窓口で公表することとなりました。これは、平成２１年１１月に発生した高円寺南雑居ビル火災の状況やその後に行った緊急一斉立入検査の結果、多くの雑居ビルで消防法令違反が繰り返され、防火意識が希薄であることが明らかになったことを踏まえ、都民のみなさまが建物を安心してご利用いただくため、また、地域コミュニティーと連携して地域全体の安全意識を高めるために創設されたものです。

公表内容は、パソコンや携帯電話で消防法令違反の建物名称及び違反の内容などの情報を確認することができるほか、地図上で建物の安全に関する情報を確認でき、建物を安心して利用する時の目安となります。

公表の対象となる防火対象物

◆　重大な消防用設備等の未設置違反があることを通知後、14日経過しても当該違反がある場合（すべての防火対象物）

◆　過去3年以内の防火管理等の繰り返し違反を通知後、2ヶ月経過しても当該違反がある場合（防火管理者の選任義務がある建物で遊技場、カラオケ店、飲食店、雑居ビル等の用途）