東京消防庁 広報とうきょう消防(第6号)


地震に備えて室内を安全に!

近年に発生した直下地震でけがをした原因を調べると、約30〜50%の人が、家具類の転倒・落下・移動によるものでした。

高層階では、低層階に比べ揺れが大きくなる傾向があり、転倒・落下に加え家具類が大きく移動する危険があります。

室内の安全対策をしっかりしましょう。

地震に対する家具類の対策
安全な居住空間をつくる
寝室などの居住空間には、できるだけ家具類を置かないようにしましょう。 家具類のレイアウトに注意

家具類が転倒・落下・移動しても、避難に支障がなくけがをしないような家具の配置をしましょう。

引き出しが飛び出し、ケガや避難の妨げになることがあるので、家具類を置く方向にも注意しましょう。

座る場所や寝る場所の付近では、背の高い家具類は置かないようにしましょう。

家具類の配置 家具類の転倒・落下・移動防止

レイアウト上の対策をしたうえで適切な転倒・落下・移動防止対策を行ってください。特に就寝中の地震発生に備えて、寝室の家具は優先的に転倒防止対策を行ってください。重いものを下に収納することで、家具の重心が低くなり転倒しにくくなります。

また、地震の揺れにより家具などがコンロやストーブに転倒・落下して火災になった事例もあります。

火災を防ぐためにも、しっかりと対策してください。

「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」はこちらから
※ハンドブックは、最寄りの消防署にもございます。お問合せください。


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