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東京消防庁>新宿消防署>電気火災にご注意!



■電気火災が増えています!(新宿消防署オリジナル動画)

 


令和3年中の新宿消防署管内の火災件数は
139件でした。
そのうち
『電気』が原因となり発生したのが65件で、多くを占めています。
これらの火災の主な原因は、不適切な維持管理や、不注意な取扱いによるものなどがあげられます。
電気火災が起こる仕組みを知って、火災を予防しましょう!


           

最近の火災事例

当署管内の商業施設において、共用部分(廊下)の間接照明から火災が発生しました。
経年劣化で配線や接続部がゆるんだことによる『接触部過熱』が原因です。
このような火災を防ぐためには、
手の届かないところや見えないところも定期的に点検をすることが重要です!


【事例1】

   
 蛍光灯の間接照明が入っている場所    上から見た様子
     
 配線のゆるみにより 出火!!    



【事例2】


     
LEDの間接照明が入っている場所    
     
 正常時の点灯の様子    接続部のゆるみにより 出火!!




トラッキング

トラッキングとは、コンセントに差したプラグの差し刃間についたほこりが湿気を帯び、小さなスパークを繰り返し、電気回路が形成され出火する現象です。

ほこりと湿気で電気回路が作られると…

出火!!

Check!

  • ほこりがたまらないように、定期的に乾いた布などで掃除する
  • 使わないプラグは抜いておく

 

短絡(ショート)

コンセントにプラグを差し込むときにアース端子やヘアピンを挟み込むと、ショートして火災の原因になります。

ATTENTION!!
スマートフォンの充電ケーブルを        コンセントに挟み込み火災が発生!

金属被覆された充電ケーブルを誤ってコンセントに挟み込み、火災が発生しました。
コンセントにプラグを差し込む際は、物が挟まっていないか確認しましょう!

  普段使うスマートフォンの充電ケーブル

金属被覆されたケーブルを誤って挟み込んでしまうと…
 出火事例  
 電車内 座席コンセントでの短絡  挟み込んでしまった金属被覆の充電ケーブル


金属被覆された充電ケーブルを使用中の方は要注意!

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子どもの
いたずらでこんな事例も!  
アース端子の挟み込み  ヘアピンの挟み込み  



Check!

  • コンセントにプラグを差し込むときは、感電や火災の危険があることを意識する
  • アース端子には絶縁保護カバーを付ける

  絶縁保護カバーを付けると安心!!


接触部過熱

プラグがコンセントにしっかり差し込まれていなかったり、プラグの差し刃が変形していたりすると、過熱して火災の原因になります。


   コンセントの緩みが原因

      片方の差し刃が焼損


Check!

  • プラグはコンセントにしっかり差し込む
  • 差し込みが緩いコンセントは交換する
  • プラグ・コンセントは変形等がないか定期的に点検する



過電流

テーブルタップを決められた容量以上で使用すると発熱し火災の原因になります。

     
               こんなふうに、たこ足配線をしていませんか?


Check!

  • タップは決められた容量内で使用する

     ? このタップの場合は1500W(ワット)まで   【一般的な目安 】
       ・ドライヤー  約1200w
       ・電気ポット  約1000w
       ・アイロン   約1400w
     
    合計何ワットになるか、確認しましょう!    
  • コードリールを使う時は容量を確認して使用する


      焼損したコードリール

コードリールのように電源コードを巻いて収納する機器は、コードを巻いた状態と伸ばした状態で使用できる電気の流量が違います!
銘盤に記載されているアンペア数が使える電気の流量です。その流量を超えると過電流となり、異常過熱を起こしてコードを覆う被覆が溶けて出火に繋がります!


※コードリールの種類によっても使用できる電気の流量が異なります。使用前に必ず確認してください。



      コードリールの銘板

    

こんな電気火災にも注意!

電気ストーブによる火災
【写真をクリックすると動画を視聴できます(YouTubeへリンク)
   
電気ストーブに布団が接触し出火 電気ストーブがロボット掃除機に押されソファーに接触した様子


電気ストーブを布団のすぐそばに置いたり、スイッチを入れたまま寝ていませんか?

布団と電気ストーブが10cmほど離れていても発火することがあります。
外出・寝る前には必ず電源を切り、燃えやすいものは近くに置かないようにしましょう。
また、電気ストーブの上に洗濯物を干さないようにしましょう。




電子レンジによる火災

 【写真をクリックすると動画を視聴できます(YouTubeへリンク)
 



電子レンジの使い方を間違えていませんか?
さつまいもや肉まんなどは、長時間加熱すると急速に燃焼する危険があります。

出火してしまった場合
①扉を開けずに
加熱を停止する
②扉を閉めたまま、あわてずに
電子レンジ内の様子を見る
③火が消えなければ、扉を閉めたまま消火器などの
消火器具を準備する



電気製品の「小さな焦げ跡」でもご相談ください!!


電気製品のこげ跡を見つけて心配になった場合は、こちらまで
(東京消防庁版電気製品火災相談ガイドへリンクします)
東京消防庁では電気製品の小さなこげ跡も火災として扱い、原因を調べて火災予防につなげています




まとめ

電気は、私たちの日常生活においてなくてはならない存在です。
火を使用しているという意識がないため、火災に気づきにくいという特徴がありますが、身近に火災の危険があることを知り、気を付けていきましょう。
延焼を防止するためにコンセントや電気コードの周りには、燃えやすいものを置かないようにすることも重要です!



■配布用リーフレット

 【電気火災にご注意】はこちら(pdf901KB)

 【Shinjuku119】はこちら(pdf4.61MB)

 【STOP!住宅火災シリーズ『STOP!電気火災』】はこちら     









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