私たちの身の周りには危険物がたくさんあります。
日常の生活に欠かせないこれらの危険物のことをよく知り、正しく使って事故を防止しましょう。
日常の生活に欠かせないこれらの危険物のことをよく知り、正しく使って事故を防止しましょう。
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検査して 無事故を誓う その心
危険物施設とは、消防法の適用となる危険物を一定数量以上(危険物の種類により異なります。)貯蔵、または取り扱う施設です。
「危険物施設」というと、あまり馴染みがないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえば下記の施設などは目にしたり利用したりしたことがあるのではないでしょうか。

給油取扱所
(ガソリンスタンド)

移動タンク貯蔵所
(タンクローリー)
平成24年中の当庁管内の危険物施設等に係る事故は、火災18件、流出16件及びその他の事故24件の合計28件となっており、これらの事故により傷者9名が発生しました。
58件の事故を要因別にみると、人的要因が16件、物的要因が23件、その他の要因が19件となっています。
人的要因による火災は、施設の維持管理不適によるものが主な要因となっています。また、物的要因による流出では、配管等が腐食疲労等により劣化していたことが主な要因となっています。
東京消防庁では、このような事故を未然に防ぐため、危険物施設等の自主保安対策の推進を図っています。
自主保安対策の推進事項
- 共通事項
- 適正な貯蔵及び取扱いを心掛けましょう。
- 法定点検及び日常点検を推進しましょう。
- 給油取扱所では
- セルフ式のガソリンスタンドでは、顧客に適切な給油方法を指導するとともに、顧客の給油等を適切に監視・制御し、必要な指示をしましょう。
- 可燃性蒸気の滞留するおそれのある場所では、火気を発する機器を絶対に使用しないことなど適切な火気管理を行うとともに、静電気が発生するおそれがある場合には、蓄積される静電気を有効に除去しましょう。
- 車両の衝突等により固定給油設備、防火塀等の破損事故が増加しています。顧客に対して事故事例を引用しながら注意喚起しましょう。
- 移動タンク貯蔵所では
- 余裕をもった移送計画など、安全な移送について再確認しましょう。
- 一般取扱所では
- 作業工程や反応工程における危険要因を把握し、講じた安全対策を作業者全員に周知徹底しましょう。