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東京消防庁安全・安心情報トピックス>地震から命を守る「7つの問いかけ」

地域で、要配慮者支援対策を進めましょう
〜地震から命を守る「7つの問いかけ」〜

火災や震災などの災害発生時に配慮や支援が必要な高齢者や身体障害者などの方々を東京消防庁では「要配慮者」と呼び各種安全対策を推進しています。要配慮者の方々は「情報の入手や伝達の困難」「とっさの危険回避行動をとることの困難」「避難時などにおける移動の困難」といった状況から、近い将来発生が危惧されている首都直下地震などの大規模災害が発生した際には特に被害が大きくなってしまう可能性があります。過去の災害を見てみても、高齢者や身体障害者などの要配慮者が、とっさの危険から身を守れない、逃げ遅れる、命の存続に必要なものが入手できなくなるなど、災害発生時における様々な課題が浮き彫りとなっています。

ご家族や普段接している方々の中に要配慮者がいる場合には、地域と協力して日ごろからの地震に対する備えをしっかりしておき、被害にあわないようにすることが重要です。

ここで紹介する地震から命を守る「7つの問いかけ」は、要配慮者の被害を軽減するための備えと行動に関して、知識を深めたい、訓練をしてみたい、という要配慮者ご自身や家族、その他支援者の方々のために製作された資料です。

各家庭はもちろん、町会自治会、各種介護福祉施設、学校など、様々な場面で活用していただき、地域における要配慮者の支援対策を進めてください。

資料の説明

地震から命を守る「7つの問いかけ」は、使用する場面や対象者、目的などの違いにより、2種類の資料としてまとめてあります。

1.要配慮者の被害を軽減する知識を深めたい方へ!

⇒地震から命を守る「7つの問いかけ」(パンフレット)

このパンフレットは、災害発生時に想定される危険性や対応策について、時系列に沿って設定した7つの区分ごとに、その要点を整理し地震時の各場面で自分にできることや状況を確認するための資料です。導入書として、要配慮者自身や支援者を含めたすべての都民に広く読んでいただくことを目的としています。

2.要配慮者の支援に関する知識をより深めて実践したい方へ!

⇒地震から命を守る「7つの問いかけ」(解説資料)

解説資料は「7つの問いかけ」への理解をより深めるための読み物である「解説編」と、「問いかけ」に沿って自らの危険性や対策を考えるための「ワークシート編」を掲載しています。要配慮者自身や支援者などが、個人あるいはグループ、地域で「7つの問いかけ」を実践できるものとして作成しています。

また、解説資料には、訓練を通じて災害時の危険性や対策を実体験できるよう、体験訓練のメニューを整理した「訓練編」も掲載しています。地域などで訓練を計画する際に実施する訓練を選択するためのメニューリストとして活用できるものとなっています。(個人や地域だけで実施することが難しい訓練もありますので、訓練等を実施する際は必要に応じて最寄りの消防署までお気軽にご相談ください。)


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