このページの本文へ移動

東京消防庁

東京消防庁 > 安心・安全 > 日常生活における事故情報 > STOP!子どもの「おぼれ」

STOP!子どもの事故シリーズ B

事故から子どもを守ろう

STOP!子どもの「おぼれ」

東京消防庁

子どもがおぼれた場所の第1位は自宅の浴槽です!!

1位 2位
0歳 浴槽 -
8人 -
1歳 浴槽 公園
9人 1人
2歳 浴槽 -
4人 -
3〜5歳 浴槽 プール
6人 1人
年齢別のおぼれる事故の発生場所(令和元年中)
「少しくらい1人にしても大丈夫だろう」「兄弟がいるから目を離しても大丈夫だろう」こんな経験ありませんか?

・データは、東京消防庁管内(※)で救急搬送されたもの。

※東京都のうち、稲城市、島しょ地区を除く地域

こんな事故が起きています

親が寝てしまって・・・

【事例】

5か月の子どもは親と入浴し、その後物音がしないことを不安に思った家族が浴室を確認したところ、浴槽に水没している子どもと、寝てしまっている親を発見した。
(程度:中等症)

親が寝てしまって・・・ イラスト

少し目を離した隙に・・・

【事例】

2歳の子どもが、親と入浴中に浴槽内で遊んでいたところ誤って後ろ向きにひっくり返り、頭までお湯に浸かってしまった。
(程度:軽症)

少し目を離した隙に・・・ イラスト

浅い場所でおぼれた事例

【事例】

1歳の子どもが、公園内の浅い人工池で石の上から池へ飛び込んだ際に、着地に失敗して転倒しおぼれた。(程度:中等症)

浅い場所でおぼれた事例 イラスト

こんな時に子どもから目を離していませんか?

  • 子どもだけで入浴させていて目を離していませんか?
  • 自分や他の子どもの更衣のために目を離していませんか?
  • 浮き輪で浴槽に浮かべたまま目を離していませんか?
浴槽でおぼれた時の状況(令和元年中)
浴槽でおぼれた時の状況(令和元年中)

首掛け式浮き輪での事故にも注意!

浴槽で使用して、保護者が目を離し、乳幼児がおぼれる事故が発生しています。

首掛け式浮き輪での事故にも注意! イラスト

子どもの「おぼれ」を防ぐために

乳幼児をお風呂に入れている時、水遊びをさせているときは、決して目を離さないようにしましょう。

「おぼれ」は生命を脅かす事故となる可能性が高く注意が必要です。ほんのわずかな時間に事故が多く発生していることを知っておきましょう。

浴室に子どもだけで入れないようにしましょう。

もしものときの応急手当のどに物が詰まったとき

意識がない、呼吸がないときはただちに救命処置を行いましょう。

@心肺そ生(小児)

  • 胸の真ん中を両手又は、体格によっては片手で圧迫する。
  • 胸の厚さの約1/3沈むまでしっかり圧迫する。
  • 圧迫は1分間に100回から120回のテンポで。
  • 人工呼吸は、胸の上がりが見える程度の量を約1秒かけて2回吹き込む。
  • 胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を組み合わせて、絶え間なく続ける。
心肺そ生(小児) イラスト

A心肺そ生(乳児)

  • 両乳頭を結ぶ線と胸骨が交差する部分の少し足側を指2本で圧迫する。
  • 胸の厚さの約1/3沈むまでしっかり圧迫する。
  • 圧迫は1分間に100回から120回のテンポで。
  • 人工呼吸は、胸の上がりが見える程度の量を約1秒かけて2回吹き込む。
  • 胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を組み合わせて、絶え間なく続ける。
心肺そ生(乳児) イメージ


   目次に戻る