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東京の消防

防災

地域の防災力を高める

自助・共助・公助

地震や台風などの自然災害は、いつ起こるか分からないだけではなく、時として、想像をはるかに上回る被害をもたらします。近年起こった災害では、平成27年9月に発生した関東東北豪雨災害、平成28年4月に発生した熊本地震で、大きな被害をもたらしました。

東京都においても、首都直下地震の発生が危惧されており、いつ起こるか分からない地震に備え、今から防災対策をしておくことが必要です。

災害による被害をできるだけ少なくするためには、一人一人が自ら取り組む「自助」、地域で助け合って取り組む「共助」、行政が取り組む「公助」が重要です。

防災訓練等に参加し一人一人が災害に備えるとともに、消防団及び災害時支援ボランティアと連携して、地域の防災力を高めていきましょう。

自助・共助・公助

画像:家具類の転倒・落下・移動防止対策をする様子
家具類の転倒・落下・移動防止対策をする様子

画像:住民がスタンドパイプで初期消火を実施
住民がスタンドパイプで初期消火を実施

家具類の転倒・落下・移動防止対策

画像:地震時における家具の転倒の様子(平成28年熊本地震)
地震時における家具の転倒の様子(平成28年熊本地震)

地震により家具類の転倒・落下・移動が起こると、「ケガ」「火災」「避難障害」の発生の危険があります。

また、近年発生した、大きな地震でケガをした原因を調べると3から5割が家具類の転倒・落下・移動によるものでした。家具類の転倒・落下・移動防止対策により被害を最小限にとどめましょう。

防止対策ハンドブック
家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック

防災訓練への参加

防災訓練に参加することで、災害から身を守る力が身に付きます。
 消火器を使った初期消火、身近な物を使った救出・救助、応急救護などの訓練は誰もが気軽に参加することができます。町会や自治会が行う防災訓練や消防署のイベントなどに参加し、災害から身を守る防災行動力を身に付けましょう。

画像:イベントでの初期消火訓練
イベントでの初期消火訓練

画像:町会の防災訓練
町会の防災訓練

消防少年団

東京消防庁では、将来、地域の防災リーダーとなる消防少年団員の育成・支援を行っています。
 消防少年団は、小学校1年生から高校3年生までの児童及び生徒で結成されており、消防の仕事や防火防災に関する知識や技術を学んだり、火災予防の呼びかけや地域の美化活動など社会のためになる活動を行っています。現在、東京消防庁管内には、地域の消防署ごとに80の消防少年団が組織され、約4,600人の団員と約2,000人の指導者等が在籍しています。
 入団方法や活動の内容など、詳しくはお近くの消防署にお問い合わせください。

画像:初期消火訓練
初期消火訓練

画像:応急救護訓練
応急救護訓練

東京消防少年団
東京消防少年団

東京消防庁災害時支援ボランティア

東京消防庁では震災時等大規模災害時に、消防隊が行う消火、救助、応急救護などの活動を支援するボランティアの募集・育成を行っています。
 活動内容は、災害時のみに限らず、平常時においても地域の防災リーダーとして、消防職員と連携し、地域住民に対する防災訓練の指導などを行っています。
 災害時支援ボランティアは、居住、勤務または通学されている地域を管轄する消防署に事前に登録する登録制の専門ボランティアで、平成29年4月現在で約15,000人が活動をしています。

画像:都民に対する応急手当指導
都民に対する応急手当指導

画像:消防隊と連携した救出救助訓練
消防隊と連携した救出救助訓練

わがまちをわが手で守る消防団

消防団とは

消防署は常勤の職員が常に消防業務に専念しているのに対し、消防団は、自営業や会社員、更には主婦や学生などそれぞれの職業に就きながら、「自分たちのまちは自分たちで守る」という使命感のもと、住民などで組織されている消防機関です。

消防団の身分

 消防団は、非常勤の特別職の地方公務員となります。年間一定の金額が報酬として支給されるほか、災害や訓練に出場した場合にも手当が支給されます。
 活動に必要な防火服・活動服・靴などは各個人に支給され、万が一消火活動などでケガをした場合には補償する制度があります。

消防団の組織

消防団は、東京消防庁が事務を受け持つ特別区、各市町村が運営管理を行う多摩・島しょ地域にそれぞれ設置されています。
 装備や制服・処遇など各市町村で異なるものもありますが、災害活動や防災指導など基本的な活動は変わりません。
 各消防団の現況については下表のとおりです。

特別区(23区)   多摩・島しょ
16,000人 人数(定員) 10,388人
58団 団数 40団
23区各消防署 事務担当
統一
防火服……緑+紺
ヘルメット……緑
制服・防火服等の装備品 各市町村
各市町村で決めている
様々な仕様

画像:特別区消防団
特別区消防団

画像:多摩・島しょ地区消防団
多摩・島しょ地区消防団

消防団員募集

「首都東京を守る消防団」はこちらから

消防団の活動

地域の安全を守るための活動

平常時

災害時

消火活動

消防団では会社員、学生、主婦など、様々な方が活動しています。

就職活動を支援する「特別区学生消防団活動認証制度」

大学・大学院・専修学校及び各種学校などの学生が特別区の消防団員として消防団活動を行った功績を東京消防庁が認証し、「特別区学生消防団活動認証状」を交付する制度です。就職活動をする学生と社会に貢献してきた意識の高い人材を求める企業の両方をつなぎます。

地域の防災に貢献する「特別区の消防団協力事業所表示制度」

特別区の消防団に社員が入団しているなど、積極的に消防団に協力している事業所に対し東京消防庁が認定し、「消防団協力事業所表示証」を交付する制度です。表示証のある事業所は、積極的に消防団に協力し、地域の防災に貢献している事業所の証しです。