東京消防庁は、昭和23年3月7日、自治体消防として発足以来、都民の生命、身体及び財産を災害から守るため、島しょ地域と多摩地域の一部(稲城市)を除く東京都のほぼ全域の消防防災業務を担っています。
広域な管轄区域を下の地図のように10の方面に分け、約18000名の職員がそれぞれの任務に従事しています。
第七消防方面本部は東京都の東部地域に位置し、墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区を管轄しています。約2000名の職員が消防業務に従事しています。
この地域は昔ながらの街並みが残る下町風情のあふれる地域や、ゼロメートル地帯と呼ばれる海抜0メートル地域、高層施設やマンションが立ち並ぶ臨海部など、さまざまな特徴を有しています。
管内には荒川や隅田川、江戸川などの一級河川をはじめ、多くの川や運河が縦横に走っており、水に関する事故が多く発生しています。
都心から郊外を結ぶ首都高速道路湾岸線や中央環状線、国道6号(水戸街道)、国道14号(京葉道路・千葉街道)など、交通量の多い道路が走っており、交通事故も多く発生しています。
当方面内では祭事や各種行事に合わせて即応態勢をとるために消防特別警戒を実施しています。特に人出が多くなる年末年始の柴又帝釈天や、花火大会(東京湾・隅田川・江戸川・葛飾など)、スポーツイベントでは東京マラソンなどで実施しています。