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トピックス

「天かす」からの火災にご注意!

八王子消防署管内の飲食店で深夜3時頃、調理後の「天かす」  から出火し、厨房部分70uが焼損した火災が発生しました。

出火原因は、フライヤーを使用した際に発生した揚げかすを、厨房内に存置された直径32.5cm、深さ31cmの寸胴鍋に入れ放置したため、鍋内で余熱発火し火災に至ったものです。

熱を持った天かすの油分は空気中の酸素に触れると発熱する 性質があり、揚げたての天かすを山積みしているような場合は、中心部にこもった熱が逃げられず、高熱による酸化が進みさらに温度上昇し、自然発火する可能性が高くなります。

なんと出火しやすい時間帯は就寝中!

発火することが多いのは夜中や無人のときの就寝中です!

夜中など無人のときや就寝しているときに発火する可能性が極めて高く、揚げかす、天かすは適正な処理が必要になっています。

発火防止対策

  1. 容器の確認
    「天かす」は熱がこもります。通気性のよい容器を使用しましょう。
  2. 天かすを大量に溜めない
    「天かす」は平たく置くなど、熱がこもりにくい状態で処理しましょう。
  3. 捨てる前に十分冷やす
    「天かす」を捨てる際には、水をまんべんなく全体にかけてください。
    また最後に十分に冷えていることを確認しましょう。
  4. 最後の処理まで油断しない
    油ものを調理したあとは、お店も家庭も最後の処理まで油断しないでください。

金ざる内で天かすが焼損した火災
金ざる内で
天かすが焼損した火災
ざる内の天かす全てが焼損している
ざる内の天かす全てが
焼損している
天かす火災により厨房全体が焼損した建物火災
天かす火災により
厨房全体が焼損した建物火災

「カセットボンベ」「スプレー缶」からの火災発生防止!

ごみ収集車からの火災が発生しています!

 ごみ収集車から出火した火災が、令和2年4月1日から5月14日までの間に3件も発生しています。
 いずれも、中身の可燃性ガスが残ったまま、ごみとして廃棄されたカセットボンベやライターが原因とみられます。
ゴミ収集車から火災発生!

スプレー缶に穴を開けたところ、噴出したガスに引火!


 スプレー缶を廃棄するため、ガスボンベ用の穴あけ器を使用して穴を開けたところ、近くにあった石油ストーブに引火し火災が発生しました。
 スプレー缶の中には、LPGガスなど可燃性ガスが圧縮されています。
 常に生活の中にあり、便利なスプレー缶ですが、安全に使用・廃棄するにはどのようにしたらよいのでしょうか。
廃棄のため、穴を開けたところ噴出したガスに引火!

「カセットボンベ」「スプレー缶(エアゾール缶)」による火災や事故を防ぐために

エアゾール缶には、LPGなどの可燃性ガスが噴射剤として使われている製品が多いので、使用前に必ず
  製品に記載されている注意書きを確認する。(本来の用途以外に使用しない。)
八王子市でエアゾール缶等を廃棄する場合は、必ず使い切って、穴を開けずに「有害ごみ」と
  して透明・半透明の袋に入れてお出しください。
  中身の入ったスプレー缶類の処理にお困りの場合は、ごみ総合相談センターまたは
  担当の清掃事業所までご相談ください。(八王子市ホームページから抜粋)

エアゾール缶等は、厨房器具や暖房器具などの高温となる場所や、直射日光と湿気を避けて
  保管
し、厨房器具や暖房器具等の付近では使用しない。
カセットボンベは、カセットこんろ本体に正しく装着されていることを確認してから使用する。
カセットこんろを複数並べて鉄板をのせたり、カセットボンベカバーを覆うような大きな
  鍋等の使用や、練炭等の炭おこしは、絶対に行わない。
 
(燃料ボンベが過熱され、破裂する危険があります。)
電磁調理器上での使用、保管はしない。
  (電源が間違って入ってしまった場合、カセットボンベ等が過熱し、破裂する危険があります。)
             高温になる場所には置かないようにしましょう。

ガスハンドトーチの誤使用で火災が発生!

誤った使い方は危険です

 八王子市内で、点火直後にガスハンドトーチを下方へ傾けて使用したため、気化していない液化石油ガスがガスハンドトーチの炎口から噴出して炎が異常拡大し、火力調整つまみが焼損した火災が発生しました。
 カセットボンベを使用するガスハンドトーチの中には、傾けて使用する場合には数分間の予熱が必要と取扱説明書に書かれているものがあります。 また、使用するガスハンドトーチに合ったカセットボンベを選ぶことも必要です。みなさんも調理やアウトドアなどで使用する機会がある器具ですので、取扱説明書をよく読んで安全に使用しましょう。
予熱をせずにガスハンドトーチを傾けて使用した状況
予熱をせずにガスハンドトーチを
傾けて使用した状況
→炎が拡大して危険な状況

カセットボンベの内部構造

 カッセトボンベはカセットこんろで使用する目的で作られており、水平に設置した時に安全に気化ガスが取り出せるよう、内部にはL字型に曲がったパイプが取り付けられています。このため、特にガスの残量が多い状態で傾けて使用すると、パイプの先端に液化石油ガスが達し、気化していない液化石油ガスがそのまま噴出して異常燃焼などを引き起こすおそれがあります。
カセットボンベの内部の状況
 
キュータ 取扱い説明書を読み、正しい使い方をしましょう!
問合せ先
八王子消防署予防課防火管理係調査担当
042-625-0119(内線524)

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