自分たちの街に詳しい消防団は、地域住民などによって構成され、災害活動や住民の方への防災指導など、安全・安心な街づくりに欠かせない存在です。
救命講習や防火防災訓練で、地域の方に応急手当や初期消火の方法を指導しています。消防団の活動は災害活動だけではないので、性別や年齢に関係なく、地域に貢献できる活動がたくさんあります。自信と誇りを持って、地域の安全・安心の一助を担っていけたら嬉しい限りです。
入団して間もないころは、転職や子育てと重なり、月4回の活動のうち1回しか参加できないなど、両立が難しく感じていました。会社員として働く中では、活動が制限されることもありますが、消防団は個人の活動ではありません。多くの仲間と助け合いながら、地域の安全・安心を守るために活動しています。
過疎地域に指定され高齢化や人口減少が進む奥多摩町は、女性団員がこの11年間いないことを知り、微力ながら地域に貢献したいと思い入団を決意しました。現在は、火災予防運動や年末の警戒などで火災予防を呼ひ掛ける活動などをしています。女性の目線で細やかな気配りをするなど、地域に寄り添った活動をしていきたいです。
現在、大学で防災教育の研究をしています。消防団の活動を通じて、消火や救助の方法はもち ろん、災害時にチームワークを発揮するためのコミュニケーションの取り方を学び、研究につなげています。休日などに消防団の訓練や行事が学業と重なることもありますが、団員の方々の理解があり、学業を優先して活動を続けることができています。
報酬:年額報酬や出場手当の支給
公務災害補償:活動中に負傷した場合の様々な補償
被服等の給貸与:活動服や、制服等を支給
退職報償金:5年以上活動をした方へ退団時に支給
表彰:活動にあたって功労、功績があった場合に表彰
広報や応急救護訓練指導など特定の任務に限定して活動する制度です。
消防職員・消防団員経験者、医療・建築関係従事者などを対象とし、大規模災害時に限定して活動する制度です。
※消防団により各制度の導入状況が異なります。詳しくは最寄りの消防署にお問合せください。