やってみよう!防災訓練〜避難のしかた〜
煙の特性について 1/2
避難時における行動について学びましょう煙の特性について
火災の恐ろしさの一つは煙に巻かれることです。火災における煙の危険性を理解しましょう。
火災で命を落とす二大原因は「一酸化炭素中毒」と「やけど」です。(※「焼死」とは、やけどによるか、一酸化炭素中毒によるかなど、原因を一つに特定できないものです。)
火災で発生する煙には有毒な一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素を吸い込むと、意識がもうろうとし、やがて呼吸ができなくなるなどして、死に至る危険があります。
一酸化炭素中毒の症状(参考文献:火災便覧第3版)空気中の一酸化炭素濃度(%) | 症状 |
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0.02〜0.03 | 5〜6時間で頭痛、耳鳴りがし、目に強い光が走ったりする |
0.03〜0.06 | 4〜5時間で激しい頭痛、吐き気がし、皮膚がピンク色になり、やがて体の自由がきかなくなる |
0.07〜0.10 | 3〜4時間で脈が速く、呼吸数が多くなり、やがて意識がもうろうとする |
0.11〜0.15 | 1.5〜3時間で呼吸がおかしくなり(深い呼吸と浅い呼吸を繰り返す)、痙攣を起こし、意識を失い、大小便をもらしたりする |
0.16〜0.30 | 1〜1.5時間で呼吸が弱くなり、心臓の働きが弱まり、血圧が低下し、時に死亡する |
0.50〜1.00 | 1〜2分で刺激に対する反応が低下し、呼吸ができなくなり、死亡する |