2011年に発生した東日本大震災や2016年に発生した熊本地震では、震源から遠く離れた場所の高層ビルなどで家具類の転倒・落下・移動による被害が発生しています。
東日本大震災の後、東京都内で行ったアンケート調査では、高層階ほど家具類の転倒などの発生割合が高くなっていることが判明しました。これは、長周期地震動によるものと思われます。
長周期地震動は、たとえ免震構造の建物でも揺れを完全に防げるわけではありませんので、必ず家具転対策を行いましょう。