風水害に対する意識を高めよう
ここ数年、日本のいろいろなところで集中して降るとてもはげしい雨や台風がありました。たくさんの川の氾らん(あふれること)、広い範囲で水に浸かること・水があふれることや、土や石などの地面が流れたりなどとても大きな被害が起こりました。防災のための情報が住民の正しい逃げる行動につながらなかったので、多くの人が犠牲になりました。
その時の台風では、とても強い風で長い時間、電気や水が止まりました。また、とても広い範囲で、川も含めて、水があふれる災害である洪水が起きて、たくさんの人が被害にあいました。
東京都に住む人のみんなが自分の環境や地域の特徴に合った逃げるための行動をとることが大切であることから、2019年5月に東京都は、いつでも水の災害からの避難を考えるためのキット「東京マイ・タイムライン」を作りました。
「タイムライン」とは、台風や強い雨等による災害が起きるという予想をして、被害を防ぐ(小さくする)ことを目的に、災害が起きる数日前または数時間前から起きるまでの間に、どの時間に何をするのか、前もって決めておくものです。災害が実際に起きたときには、タイムラインのとおりに行動することで、被害を防ぐ(小さくする)ことができるので、各役所等の防災計画にも取り入れられつつある考え方で、これを個人や家庭に当てはめたものが「マイ・タイムライン」です。