1995年に発生した阪神・淡路大震災の教訓から、通常の消防力では対応が困難な救助事象に対応する部隊の必要性が提起されました。このため創設されたのが、消防救助機動部隊(愛称:ハイパーレスキュー)です。
消防救助機動部隊は、高度な技術・能力を有する隊員と、特殊な車両・資器材で編成された人命救助と特異な災害対応を専門とするスペシャリスト部隊です。
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平成16年10月 新潟中越地震 |
平成23年3月 東日本大震災 市原市石油コンビナート火災 |
平成23年3月 東日本大震災 福島第一原子力発電所災害 |
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平成25年10月 大島町土砂災害 |
平成26年10月 御嶽山噴火災害 |
平成30年9月 北海道胆振東部地震 |
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平成20年5月 中国四川地震派遣 |
平成23年2月 ニュージーランド南島地震派遣 |
平成27年4月 ネパール地震派遣 |
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平成29年9月 メキシコ地震派遣 |
令和5年2月 トルコ地震派遣 |
第八消防方面本部消防救助機動部隊は4つの小隊で編成された、震災、大規模災害、NBC災害など、あらゆる災害にマルチに対応できる部隊です。
※NBC災害とは・・・ | Nuclear 核燃料物質・放射性物質 |
Biological 生物剤 | |
Chemical 化学物質 |
東京消防庁では、震災・大規模災害を専門とする部隊を3隊、NBC災害を専門とする部隊を1隊、あらゆる災害にマルチに対応できる部隊を1隊、ヘリコプターによる活動を専門とする部隊を1隊と、計6隊の機動部隊を配備しています。
8HRは、震災等の大規模災害やNBC災害など、あらゆる災害にマルチに対応できる部隊であり、大型重機や遠距離大量送水装備、高度救助資器材、NBC災害に対応するための各種防護装備、高度な各種測定器や分析装置などが配置されています。
隊員には専門的な知識と技術、特殊な環境下で活動するための強靭な体力と精神力、更には臨機応変な対応力が求められます。
各隊が保有する専門的知識・技術を集結させて、最大限の機動力を発揮し、一般的な住宅火災や救助活動をはじめ、震災などの大規模災害、NBC災害、土砂災害、危険物火災、山林災害などの各種災害に対応しています。