令和4年11月中旬、男性1名は奥多摩駅から東日原に至り、一石山神社からタワ尾根コースでウトウの頭に登頂後、オロセ尾根ルートで下山をしていたところ、道に迷い約3m滑落し、足を受傷し歩行不能となる事故が発生しました。
男性は眼下に確認できた日原林道に向かって助けを求めましたが、その日は誰にも気が付いてもらえずに一夜をその場で過ごし、翌日男性の助け声に気が付いた登山者により119番通報されました。
山岳救助隊は、オロセ尾根ルート入山口から入山を開始し、三ツ又窪上部を活動拠点とし、ドローンを活用して男性の位置を確認しながら進入をして、男性と接触しました。その後、消防ヘリコプターに機内収容され、医療機関へ搬送されました。
登山は時間が経つにつれて、疲労が重なって転倒や滑落が多く発生します。奥多摩の山でも、滑落すると命を落とす危険があります。無理のない登山計画で登山を楽しみましょう。