その119、本当に緊急ですか?
救急車の要請が多く、近くの救急車が出場している場合、遠くにいる救急車が出動することになり、到着までに時間がかかることがあります。
救命処置が必要な方など、一刻も早く、真に病院に行く必要のある人のもとに救急車が到着できるよう、救急車の適時・適切な利用にご協力をお願いします。
緊急性の低い通報が全体の2割
東京消防庁が令和4年中に受け付けた119番通報は、103万6645件(速報値)に上り、統計上はじめて100万件を超えました。その中には緊急性のない問合せや、消防に関係のないものが約2割含まれています。 119番通報は緊急のダイヤルです。
不要不急の電話については、ほかの緊急通報の妨げとなりますので、最後までお話しを聞かずに切断する場合があります。
問合せなどは、119番通報ではなく管轄の消防署や、専用のダイヤルに連絡してください。不要不急の通報を減らすことが都民のみなさんの安全安心につながります。ご理解をお願いします。
● 消防署を調べる
救急搬送された人の半数以上は軽症
令和4年中の東京消防庁救急隊の出場件数は前年から128,372件増え、872,075件でした。また、救急搬送された方のうち初診医師により軽易で入院を要さない軽症と判断された割合は53.4%で半数以上を占めています。

119番通報がつながりにくい場合
つながるまで電話を切らない
火災や事故などの発生時に119番通報をしても、つながりにくい場合がありますが、つながるまで電話を切らないでください。119番通報が急増した場合は、職員を増強し対応しています。


消防署・消防出張所に通報をする
近くの消防署または消防出張所で対応することができます。なお、普通回線での通話になりますので、通常の通話料金が発生します。


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救急車を呼ぶか迷ったら
◆ためらわず救急車を呼んでほしい症状(PDF:827KB)(総務省消防庁資料より抜粋)「ためらわず救急車を呼んでほしい症状」に該当した場合は、速やかに119番に連絡してください。
◆東京版救急受診ガイド・救急相談センター
急な病気やけがをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口です。
◆訪日外国人のための救急車利用ガイド
訪日外国人用に日本での救急車を呼ぶ際の方法や注意点、「ためらわず救急車を呼んでほしい症状」について、16言語で説明しています。
医療機関案内・相談サービスの利用
●新型コロナウイルス感染症に関する相談
◆東京都新型コロナ相談センター(東京都保健医療局)新型コロナウイルス感染症に関して不安を抱える方からの相談、発熱等の症状があり、かかりつけ医のいない方への医療機関案内、自宅療養者からの健康相談の窓口です。
●夜間休日の子どもの症状に関する相談
◆子供の健康相談室(小児救急相談)「#8000」(東京都福祉局)東京都では、保健所や保健センターが閉庁している時間帯に、子供の健康・救急に関する相談に、看護師や保健師等が応じています。
●自分で病院に行くことが可能な場合
◆医療機関案内サービス ひまわり(東京都保健医療局)医療機関の所在地、電話番号、診療科目、診療曜日・時間などを365日24時間ご案内しています。 ホームページ「ひまわり」の医療機関検索サービス では医療機関の情報を、ホームページやスマートフォンで探すことができます。
◆外来対応医療機関の一覧(東京都保健医療局)
発熱等、新型コロナウイルス感染症が疑われる症状がある場合の受診先を検索できます。
◆東京民間救急コールセンター(東京防災救急協会)
緊急性がない通院や受診、入退院や病院から病院への転院搬送などの際に、民間救急車やサポートCab(タクシー)を24時間無休でご案内します。
◆全国タクシーガイド(一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会HP)
日本全国のタクシー事業者を目的別にかんたんに検索できます。
救急搬送トリアージについて
東京消防庁では、平成19年から、119番通報を受け出場した救急現場において、明らかに緊急性が認められない場合には、救急車ではなくご自身での医療機関受診をお願いしております。
ご本人の同意が得られれば、救急隊は直ちに次の出動に備えます。
救急搬送トリアージの詳しい内容は こちら へ