消防総監からのごあいさつ

平素から消防行政に対して、格別のご理解とご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。
昨今、国内外で大地震や林野火災、洪水などの自然災害が頻発しておりますが、ここ東京におきましても、首都直下地震をはじめとした大規模な自然災害のリスクに晒されており、その被害を最小限に抑えるための取り組みは、当庁に課せられた喫緊の課題です。
また、高齢化の進展や猛暑の影響等により、昨年の救急出場件数は過去最多を記録し、増大し続ける救急需要への対応も急務となっています。
こうした中、あらゆる災害に対応できる万全の消防活動体制の構築、救急隊の増強や救急車の適時・適切な利用促進による一人でも多くの命を救うための救急活動体制の充実強化、自助・共助・公助の連携強化による地域防災力の向上等、各種施策を通じて、誰もが安心して暮らせるセーフ シティの実現を目指していく所存であります。
東京消防庁18,839名の職員が一致団結して都民の皆様の負託に応えてまいりますので、引き続き、当庁の消防行政運営に対するご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
消防総監 市川 博三