リコール・社告品から出火した火災事例一覧(平成22年)

このコーナーは、東京消防庁管内で発生した火災のうち、リコール・社告品等に起因したものについて公表して注意を呼びかけ、火災の再発を防止することを目的としています。
同一製品の場合、製造期間、製造番号等によっては、リコール・社告の対象品となっている場合があります。
対象製品の製造番号、不具合の内容等、詳細については各メーカーまたは販売会社へお問い合わせください。

平成20年中リコール・社告品から出火した火災事例一覧
事例No. 製品名
メーカーまたは販売会社
品番・型番等
出火年月 社告等
発表日
内容
1 ハロゲンヒータ
(株)大宇
SD-80G
H22.1 H15.2.28 内部の電圧切り換え部品(ダイオードブリッジ)が絶縁劣化し出火する。
2 電気クッキングヒータ
松下電器産業(株)
NK-1102
H22.1 H19.7.4 調理スイッチが誤って入りやすい構造であるため、身体・荷物等が触れて点火状態となり、可燃物がヒータ上や周囲に置かれていた場合、火災に至る。
3 カラーテレビ(ブラウン管)
(株)東芝
29S66
H22.2 H16.1.20 平滑用の電解コンデンサが絶縁劣化し出火する。
4 鑑賞魚用ヒータ
ジェックス㈱
コンパクトスリム
オートヒータオートヒータ200
H22.4 H22.7.12 ヒータコントローラ内の電源線と基板との接続不良により、接触部が過熱し出火する
5 電動アシスト付自転車
本田技研工業(株)
UB08
H22.4 H13.2.14 雨水の浸入等により、バッテリー残量を示すお知らせランプの内部基板でトラッキング現象が発生し、出火する。
6 電気クッキングヒータ
日立アプライアンス(株)
HT-1250
H22.5 H19.7.4 調理スイッチが誤って入りやすい構造であるため、身体・荷物等が触れて点火状態となり、可燃物がヒータ上や周囲に置かれていた場合、火災に至る。
7 冷蔵ショーケース
三洋電機(株)
SMR-SS60FA
H22.5 H13.3.13 凝縮器用ファンモータに多量のほこり等が付着したため、放熱不良状態となり、モータの温度が上昇し出火する。
8 デスクトップパソコン
デル(株)
Dimension 4600c
H22.5 H20.9.30 電源装置内基板上の部品の半田付け接続部が接触不良により出火する。
9 冷暖房機室内機
東芝キヤリア(株)
RAS-406LDR
H22.6 H16.8.19 室内機内部のファンモータの電源線端子部でトラッキングにより出火する。
10 冷暖房機室外機
ダイキン工業(株)
RA285X-W
H22.7 H21.2.3 室外機のコンデンサ端子部がゆるみ、接触部が過熱し出火する。
11 オーブンレンジ
三洋電機㈱
EMO-CH4
H22.7 H20.10.10 電源線とファストン端子のかしめ不良により接触部が過熱し出火する
12 電子レンジ
岩谷産業㈱
IM575
H22.8 H15.9.2 ドアのラッチスイッチの接点が、接触不良により発熱し出火する。
13 電気クッキングヒータ
日立アプライアンス(株)
HT-1290
H22.8 H19.7.4 調理スイッチが誤って入りやすい構造であるため、身体・荷物等が触れて点火状態となり、可燃物がヒータ上や周囲に置かれていた場合、火災に至る。
14 スクーター
スズキ株式会社
CF42A
H22.8 H19.2.8 前照灯ソケット部の配線固定不良により、ソケットバルブと配線の接触部が過熱し、出火する。
15 電気クッキングヒータ
サンウェーブ工業㈱
HT-1290
H22.10 H19.7.31 調理スイッチが誤って入りやすい構造であるため、身体・荷物等が触れて点火状態となり、可燃物がヒータ上や周囲に置かれていた場合、火災に至る。
16 全自動洗濯機
ハイアールジャパンセールス㈱
(旧三洋ハイアール㈱)
HSW-50S2
H21.4.8 H22.11.12 モータ起動用進相コンデンサが製造時の不具合により絶縁劣化し、出火する。
17 全自動洗濯機
ハイアールジャパンセールス㈱
(旧三洋ハイアール㈱)
HSW-50S3
H22.8.14 H22.11.12 モータ起動用進相コンデンサが製造時の不具合により絶縁劣化し、出火する。
18 iPod nano
アップルジャパン株式会社
2005年9月~2006年12月までの間に
販売された第一世代
H20~
H23.7
未発表
(自主改修)
バッテリセルの不具合により、内部で短絡し出火する。
19 電圧安定化装置
㈱サン自動車工業
(HI0001/HI0006/HPC101)
H19.2.26
~H22.7.5
未発表 車両に取り付けられた製品の基板上でトラッキング現象が発生し、出火することがある。
20 乗用車
メルセデス・ベンツ日本株式会社
V350
H22.9 H23.2.8 補助冷却ファン用リレーにおいて、耐熱性能が不十分であり、使用環境の条件が重なると内部が短絡し、溶損する場合がある。
そのため、そのまま使用を続けると当該リレーが適切に作動しなくなり、最悪の場合、当該リレーが過熱し火災が発生するおそれがある。