火災予防条例で定める劇場等における客席等の基準のあり方に係る検討結果

 本報告書は、劇場等の客席基準に関する火災予防条例の見直しを目的として、現行基準の課題を整理し、新たな基準の提案を行ったものです。
 近年、劇場等におけるオールスタンディング(全席立席)形式や基準席数を超える客席配置が増加していますが、現行の規制はそうした事態を想定しておらず、安全性が確保されていません。
 本検討では、国内外の火災・群衆事故の事例調査、海外の客席基準の比較、政令指定都市における火災予防条例の実態調査を実施し、安全確保のための課題を分析しました。さらに、避難行動に関する実験を行い、合理的な基準策定のためのデータを収集しました。
 本報告書は、劇場等の安全性を向上させつつ、多様な客席形態に対応するための新基準の策定に向けた指針を示すものです。
 

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