はしご車の移り変わり

機械はしご車の登場
明治時代(1868~1912年)の中ごろになると、都市には3~4階の建物が多くなり、人命救助や消火作業にははしご車が必要になってきました。それまでは馬ひきはしご(人間の手で動かした。)だけでしたが、1903年(明治36年)、警視庁消防部はドイツ製の機械はしご車を導入しました。これが日本で最初のはしご車です。
さらに、1920年(大正9年)、警視庁消防部はドイツ製のベンツはしご車を日本橋消防署に配備しました。これは手動で伸ばす木製四段のはしご車で、25mの高さまで伸びるというもので、その当時では最新式の設備をそなえたものでした。
さらに、1920年(大正9年)、警視庁消防部はドイツ製のベンツはしご車を日本橋消防署に配備しました。これは手動で伸ばす木製四段のはしご車で、25mの高さまで伸びるというもので、その当時では最新式の設備をそなえたものでした。
高層建築物の火災

最初の高層建築物の火災は、1932年(昭和7年)、日本橋の白木屋百貨店(地上8階建て)でした。このときは、はしご車が大活躍し、それ以後都市の消防にははしご車はなくてはならないものになりました。
昭和30年代以降、都市のあちこちに高層ビルがたちはじめ、消火活動のためには、さらに高くまで届くはしご車が必要になってきました。現在東京で使われているものは、最高40Mの高さまで伸びるものです。
昭和30年代以降、都市のあちこちに高層ビルがたちはじめ、消火活動のためには、さらに高くまで届くはしご車が必要になってきました。現在東京で使われているものは、最高40Mの高さまで伸びるものです。


大正14年~昭和46年

昭和30年~50年

昭和48年~63年

昭和63年~現在