住宅でも注意!リチウムイオン電池関連火災

2025年12月09日 更新

消火方法と火災を防ぐポイント


PR動画「STOP リチウムイオン電池火災」

この動画では、モバイルバッテリーの火災発生時の消火方法と、火災を防ぐポイントを説明しています。
 
消火方法
1 火花や煙が激しく噴出している場合は近寄らない。
2 火が収まってきたと判断したら、大量の水や消火器で消火する。
3 大量の水で温度を十分に下げ、安全に配意し、水没させる。
火災を防ぐポイント
1 衝撃を与えない、分解しない。
2 燃えやすい物がない場所で充電する。
3 指定された充電器を使用する。
4 発熱などの異常がある場合は使用をやめ、製造業者や販売店に相談する。
5 車内など熱がこもりやすい場所での使用は控える。

リチウムイオン電池関連火災とは

リチウムイオン電池関連火災とは、リチウムイオン電池を搭載した製品(差込みプラグ及び器具コードを除く)から出火した火災のことをいいます。
 

近年、急増!リチウムイオン電池製品の取扱いに要注意

住宅火災におけるリチウムイオン電池関連火災件数
  • リチウムイオン電池に起因する火災が、近年急増しています。令和6年中は、115件発生し、過去最多となっています。

  • 取扱い方法をよく確認し、異常を感じた場合は、すぐに使用を中止しましょう。
     

万が一火災が発生したら・・・

  1. 火花や煙が激しく噴出している場合は、近寄らない。
  2. 火花や煙の勢いが収まったら、大量の水や消火器で消火する。
  3. 大量の水で温度を十分に下げ、安全に配慮し、水没させる。
リチウムイオン電池関連火災が起きた時のポイント
119番通報は安全な場所から通報しましょう

こんなときは危険!~今すぐチェック!~

□ 熱のこもりやすい場所で使用している
□ 膨らみ、変形している
□ 過去に落下させたことがある
□ 充電中や使用中に発熱することがある
□ 充電できないなどの不具合がある


一つでも当てはまる場合は火災の危険が・・・!
 

実際の火災事例

【事例1】 「充電中のモバイルバッテリーから出火した火災」

突然、住宅用火災警報器が鳴動し部屋を確認したところ、布団の上で充電していたモバイルバッテリーから火が出ているのを発見した。


【事例2】 「外部からの衝撃により出火した火災」
テーブルに置いてあったスマートフォンに肘が当たり、床に 落下した直後、出火した。

リチウムイオン電池による火災

誤った廃棄方法でも火災が・・・

住宅の中だけではなく、誤った廃棄方法によるごみ処理中の火災も急増しています。不要品を処分する際は製品の取扱い説明書をよく確認した上で、お住まいの自治体の廃棄方法に従い廃棄してください。
 
誤った廃棄方法により、バッテリーが発火

住宅用火災警報器を備えましょう

住宅用火災警報器は、煙や熱を感知して火災が発生したことをいち早く知らせ、素早い避難や有効な初期消火、早期通報に繋げることができます。適切に設置・維持管理を行い、大切な生命・財産を守りましょう。
 
住宅用火災警報器

身近にあるリチウムイオン電池搭載製品

製品用途別火災発生状況

          
モバイルバッテリー 35件
電気カミソリ 13件
携帯電話機 10件
コードレス掃除機 9件
ポータブル電源 8件
電動アシスト付き自転車 6件
タブレット 5件
ワイヤレスイヤホン 5件
電動工具 4件
ノートパソコン 3件
ファン付き作業着等バッテリー 2件
その他 15件
115件
製品用途別発生状況(令和6年中速報値)

※発生が1件のものは「その他」に分類し、携帯扇風機、コードレスヘアアイロン、ビデオカメラ、音楽プレーヤーなどが含まれています。
リチウムイオン電池関連火災製品例

充電中に多く発生!~外部衝撃にも要注意!~

リチウムイオン電池関連火災(令和6年中)のうち、約6割が充電中に発生しています。製品の欠陥を除き、最も多いのは「充電方法誤り(正規品以外で充電)」です。非充電中では、「分解・廃棄・バッテリー交換」により多く発生しています。また、「外部衝撃(落下)」によるものは、充電の有無にかかわらず発生しています。

※グラフの小数点にあっては四捨五入しているため、個々の数値の和が100とならないことがあります。

参考リーフレット

このページの内容に関しては、こちらにも掲載しております。
[STOP!リチウムイオン電池関連火災(令和7年12月版)]

問合せ先

  • 防災部
  • 防災安全課
  • 生活安全係
  • 03-3212-2111 内線4196