住宅でも注意!リチウムイオン電池関連火災
2025年07月22日 更新
リチウムイオン電池関連火災とは
リチウムイオン電池関連火災とは、リチウムイオン電池を搭載した製品(差込みプラグ及び器具コードを除く)から出火した火災のことをいいます。
近年、急増!リチウムイオン電池製品の取扱いに要注意

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リチウムイオン電池に起因する火災が、近年急増しています。令和6年中は、106件発生し、過去最多となっています。
- 取扱い方法をよく確認し、異常を感じた場合は、すぐに使用を中止しましょう。
万が一火災が発生したら・・・
- 火花や煙が激しく噴出している場合は、近寄らない
- 火花や煙の勢いが収まったら、大量の水や消火器で消火する
- 消火後、安全に配慮し可能であれば水没させる

こんなときは危険!~今すぐチェック!~
□ 熱のこもりやすい場所で使用している
□ 膨らみ、変形している
□ 過去に落下させたことがある
□ 充電中や使用中に発熱することがある
□ 充電できないなどの不具合がある
一つでも当てはまる場合は火災の危険が・・・!
□ 膨らみ、変形している
□ 過去に落下させたことがある
□ 充電中や使用中に発熱することがある
□ 充電できないなどの不具合がある
一つでも当てはまる場合は火災の危険が・・・!
実際の火災事例
【事例1】 「充電中のモバイルバッテリーから出火した火災」
突然、住宅用火災警報器が鳴動し部屋を確認したところ、布団の上で充電していたモバイルバッテリーから火が出ているのを発見した。【事例2】 「外部からの衝撃により出火した火災」
テーブルに置いてあったスマートフォンに肘が当たり、床に 落下した直後、出火した。

火災を防ぐ6つのポイント
- 製品に衝撃を与えない。むやみに分解しない
- 整理整頓された場所で充電する
- 製造事業者が指定する充電器やバッテリーを使用する
- 膨張、充電できない、バッテリーの減りが早くなった、充電中に熱くなるなど異常がある場合は使用をやめ、製造事業者や販売店に相談する
- 熱のこもりやすい場所での使用は控える
- 万が一の被害に備え、不燃性のケースなどに収納する
誤った廃棄方法でも火災が・・・
住宅の中だけではなく、誤った廃棄方法によるごみ処理中の火災も急増しています。不要品を処分する際は製品の取扱い説明書をよく確認した上で、お住まいの自治体の廃棄方法に従い廃棄してください。

住宅用火災警報器を備えましょう
住宅用火災警報器は、煙や熱を感知して火災が発生したことをいち早く知らせ、素早い避難や有効な初期消火、早期通報に繋げることができます。適切に設置・維持管理を行い、大切な生命・財産を守りましょう。

身近にあるリチウムイオン電池搭載製品
製品用途別火災発生状況
モバイルバッテリー | 35件 |
携帯電話機 | 10件 |
コードレス掃除機 | 9件 |
ポータブル電源 | 8件 |
電動アシスト付き自転車 | 6件 |
タブレット | 5件 |
ワイヤレスイヤホン | 5件 |
ノートパソコン | 3件 |
電動工具 | 3件 |
ファン付き作業着等バッテリー | 2件 |
その他 | 20件 |
計 | 106件 |
製品用途別発生状況(令和6年中速報値)
※発生が1件のものは「その他」に分類し、携帯扇風機、コードレスヘアアイロン、ビデオカメラ、音楽プレーヤーなどが含まれています。

充電中に多く発生!~外部衝撃にも要注意!~
リチウムイオン電池関連火災(令和6年中)のうち、約6割が充電中に発生しています。最も多いのは「充電方法誤り(正規品以外で充電)」です。非充電中では、「分解・廃棄・バッテリー交換」により多く発生しています。また、「外部衝撃(落下)」によるものは、充電の有無にかかわらず発生しています。

※グラフの小数点にあっては四捨五入しているため、個々の数値の和が100とならないことがあります。

※グラフの小数点にあっては四捨五入しているため、個々の数値の和が100とならないことがあります。
参考リーフレット
このページの内容に関しては、こちらにも掲載しております。
「STOP!リチウムイオン電池関連火災」(PDF:1.6MB)
「STOP!リチウムイオン電池関連火災」(PDF:1.6MB)
問合せ先
- 防災部
- 防災安全課
- 生活安全係
- 03-3212-2111 内線4196