総務省消防庁研究推進制度への協力について

生成ＡＩを活用した救急電話相談・救急現場緊急度判定支援システムの実現

近年増加傾向にある救急相談需要対策の一環として、救急相談における電話応答の効率化が求められています。本研究では当センター救急相談業務を通じて保有する年齢、性別などの個人情報を生成ＡＩに学習させた「救急相談支援ツール」を開発することで、将来の効率的な電話相談に繋げることを目的としています。

なお、開発した支援ツールについては、データ学習に用いた個人情報が明らかにならない手段を講じたうえ、公共の事業に資する分野で活用される予定です。

令和７年４月から令和９年３月までの２年間

代表研究機関：東洋大学情報連携学学術実業連携機構（INIAD-cHUB）
研究代表者 ：同大学教授　医学博士　森村　尚登

1. 救急相談業務における相談内容に係る情報の提供
2. 救急相談支援ツールの検証

救急相談の際に取得した、以下の個人情報を含む相談者の音声データ及び相談看護師が作成した救急相談記録票のテキストデータ

1. 年齢
2. 性別
3. 既往症
4. 住所（区市町村）
5. 覚知時間

なお、提供に際しては、相談者の氏名、電話番号などの直接個人を特定できる情報や、搬送救急隊や搬送先医療機関など他の情報と結びつくことで個人を特定できる情報は事前に削除し、どなたのものか分からない状態にしています。

提供した情報は、代表研究機関である東洋大学情報連携学学術実業連携機構に保管され、本研究関係者以外の者がアクセスできない環境に保管されます。

個人情報が研究に用いられることに相談者及び相談者の代理人にご了承いただけない場合には提供の対象としませんので、相談を行った日から１カ月以内に下記の連絡先までお申し出ください。その際、当センターへ相談を行った日時や相談の概要等併せてお申し出ください。

また、本開発研究について分からないことや聞きたいこと、心配なことがございましたら、下記の連絡先までお問合せください。
 

照会先及び開発研究に関する問合せ先

〒100-8119
東京都千代田区大手町１丁目３番５号
東京消防庁救急部救急医務課救急相談係
e-mail：kyuuimuka1(at)tfd.metro.tokyo.jp
 (メール送信の際には(at)を＠に置き換えてご利用ください。)

※回答には日数を要する場合がございます。