乳幼児※1の歯みがき中の事故に注意!

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東京消防庁管内では※2令和元年から令和5年までの5年間に、5歳以下の乳幼児が歯みがき中に歯ブラシで受傷した事故により、186人が救急搬送されています。
毎年6月4日から同月10日までの「歯と口の健康週間」を前に、乳幼児の歯みがき中における事故の実態をお知らせし、注意喚起を行っています。

※1乳幼児:0歳から5歳まで
※2東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域

歯みがき中の事故防止ポイント

歯ブラシが口腔内に刺さり、入院の必要がある事故も発生していることから、保護者等は乳幼児の歯ブラシの使用に際して、十分な注意が必要です。
毎年発生する歯みがき中の事故を防止するため、次の3つのことに気を付けましょう。

  1. 歯ブラシを口に入れたまま歩いたり走ったりするのは危険です!
    床に座って歯みがきをさせましょう。
  2. ソファなどの不安定な場所で歯みがきをしていると、転落してしまうかもしれません。不安定な場所で、歯みがきをさせないようにしましょう。
  3. 歯みがき中に人や物と接触し、受傷するケースもあります。
    歯みがき中は保護者の目が届く範囲で見守り、周囲にも注意を払いましょう。

子どもの事故防止チェックリストはこちら!

子どもの事故防止チェックリスト
東京消防庁公式アプリから回答すると保存することが出来ます。

こんな事故が起きています

  • 椅子に座りながら歯をみがいていたところ、バランスを崩して前方へ転倒し、口腔内を受傷した。(1歳 軽症)
  • 歯ブラシをくわえたまま階段から転落し、口腔内を受傷した。 (1歳 中等症)
  • 歯みがき中に歩いていたところ、居室のドアが開いて歯ブラシを持っていた腕に当たり、歯ブラシが口腔内に刺さり受傷した(2歳 軽症)
  • 歯ブラシをくわえたまま走り回っていたところ、転倒し歯ブラシが口腔内に刺さり受傷した(4歳 中等症)

1 年別救急搬送人員

令和元年から令和5年までの5年間で、186人が救急搬送されています(図1)。

図1 年別救急搬送人員

2  年齢別・受傷要因別救急搬送人員

(1)年齢別救急搬送人員
1歳が最も多く75人、次いで2歳が58人となっています(図2)。(図1)。

図2 年齢別救急搬送人員

(2)受傷要因別救急搬送人員
歯みがき中に「歩いたり、走ったりして転倒」が75.3%で、最も多くを占めています (図3) 。

図3 受傷要因別救急搬送人員

3 初診時程度別救急搬送人員

救急搬送時の初診時程度をみると、軽症が最も多く153人(82.3%)を占めています。
また、入院の必要がある中等症以上が33人(17.8%)を占めています(図4)。

重 症:生命の危険が強いと認められたもの
中等症:生命の危険はないが入院を要するもの
軽 症:軽易で入院を要しないもの
図4 初診時程度別救急搬送人員

4 その他

東京都生活文化スポーツ局から、乳幼児の歯ブラシによる喉突き事故の事例をまとめたリーフレットが発行されています。

問合せ先

  • 防災部 防災安全課 生活安全係