電車のドア、戸袋へのはさまれに注意!

東京消防庁管内では※1令和元年から令和5年※2までの5年間に、電車のドア、戸袋に体の一部がはさまれる事故で193人が救急搬送されています。さらに、身近なエレベーターでも同様の事故が発生しています。指や腕を骨折する場合もあり、注意が必要です。

1 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域。 2 令和5年中の数値は速報値

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事故防止のために

戸袋に挟まれる事故

電車のドアが開く際に、手や腕、足などがドアに触れることがないように十分注意しましょう。

特に乳幼児は、保護者が抱っこしている時やベビーカーに乗せている時に、こどもの手や足がドアや戸袋に触れ、引き込まれる事故も発生しています。骨折などの大きなケガにつながる場合もあります。 ドアから十分離れましょう。

ドアに挟まれる事故

ラッシュ時など混雑する時間帯に事故が多く発生しています。発車間際の駆け込み乗車や降車はしないようにし、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

事故防止チェックリストはこちら!
「電車のドア、戸袋へのはさまれに注意」

1 年別救急搬送人員

令和5年中は43人が救急搬送されています(図1)。

図1 年別救急搬送人員

2 年齢区分別搬送人員

年齢区分別にみると、0歳から5歳までの乳幼児が最も多く搬送されています。乳幼児は、「戸袋」へのはさまれが圧倒的に多くなっています(図2)。

図2 年齢区分別救急搬送人員
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3 乳幼児の救急搬送人員

乳幼児(5歳以下)の内訳をみると、1歳児が多く搬送されています(図3)。

図3 乳幼児の救急搬送人員

4 はさまれた箇所

はさまれた箇所は、「戸袋」が58.5%、「ドア」が41.5%と「戸袋」が多くなっています(図4)。

図4 はさまれた箇所別の救急搬送人員

5 月別救急搬送人員

月別では、5月から10月までの初夏から秋にかけて事故が多くなっています(図5)。

図5 月別救急搬送人員

6 初診時程度別救急搬送人員

初診時程度別にみると92.2%が軽症ですが、7.8%が入院を要する中等症と診断されています(図7)。

図6 初診時程度別救急搬送人員

7 事故事例

戸袋

【事例1】

ドアが開いた際にベビーカーに乗せられていた傷病者の伸ばしていた足が戸袋に巻き込まれた。
(1歳 軽症)

【事例2】

ドアが開いた際に誤って左肘から指先までが戸袋に引き込まれてしまった。
(4歳 軽症)

【事例3】

開き始めた乗車口のドアに手をついていたところ、右手の指が戸袋に巻き込まれた。
(70代 軽症)

ドア

【事例4】

駆け込み乗車をした際、ドアに足部をはさまれて受傷し、歩行困難になった。
(60代 中等症)

【事例5】

電車から降りようとしたところ、閉まるドアに首が挟まった。
(70代 軽症)

問合せ先

  • 防災部
  • 防災安全課
  • 生活安全係