河川やプール等での水の事故を防止しよう
2025年07月07日 更新

夏は河川でバーベキューをしたり、プール等に出かけたりする機会が増えて楽しい季節ですが、おぼれて救急搬送される事故も、この時期に多くなります。
河川やプール等でおぼれる事故は、生命を脅かす事故となる可能性が高いことから、十分な注意が必要です。
1 河川やプール等での水の事故を防ぐために
- こどもから目を離さず、保護者や大人が付き添う。
- 飲酒後や体調不良時は遊泳を行わない。
- 荒天時や天候不良が予測される場合は遊泳を中止する。
- 海や河川では、ライフジャケットを着用する。
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「河川やプール等での水の事故を防止しよう」
2 救急搬送人員の推移
東京消防庁管内※1では、令和2年から令和6年※2までの6月から9月までに発生した河川やプール等でおぼれる事故※3により、45人が救急搬送されています(図1 )。


1 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域
2 令和6年の数値は速報値
3 「自損」、「浴槽での溺水」は除く。
3 月別救急搬送人員
月別にみると、8月に搬送人員が多くなっています(図2)。

4 事故発生場所別救急搬送人員
おぼれる事故が発生している場所では、河川が25人(55.6%)と最も多く、次いでプールが14人(31.1%)と高い割合を占めています。河川では、地形により流れが速い場所もあるので注意が必要です(図3)。

5 年代別救急搬送人員
年代別にみると、10代が最も多く、次いで9歳以下となっています。
また、9歳以下と70代以上では、河川だけでなくプールの割合が高くなっています(図4)。

6 10代以下の事故
0歳から5歳までの乳幼児の事故は、プールで最も多く発生しています(図5)。
過去には、ビニールプールでも発生していることから、水遊びをさせる際は、こどもから目を離さないようにしましょう。


7 初診時程度別割合
初診時程度別割合では、生命の危険が強いと認められる重症以上の割合が約5割を占めています。(図6)

8 事故事例
1 |
【目を離した隙におぼれた事故】
自宅用ビニールプールで遊んでいるこどもから目を離したところ、戻ってみるとこどもがプール内で倒れていた(1歳 中等症)。 |
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2 |
【河川でおぼれた事故】
ボートで川を下っていたところ、ボートが転覆し、川の中に投げ出されておぼれた(70代 死亡)。 |
3 |
【飲酒後に河川でおぼれた事故】
川のそばでバーベキュー(飲酒あり)中に、対岸へ渡ろうとしたところ流されておぼれた(20代 中等症)。 |
4 |
【飛び込みによる事故】
公園内の浅い池で、石の上から飛び込んだ際に前のめりに転倒し、顔が水に浸かりおぼれた(1歳 軽症)。 |
問合せ先
- 防災安全課 生活安全係
- 03-3212-2111 内線4206