指等を切断する事故に注意!
2026年08月21日 更新
1 東京消防庁管内※1では、令和3年から令和7年までの5年間に、1,115人が指等を切断する事故により救急搬送されています(図1)。
※1 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域
事故を防ぐために
- 工場での事故が多くみられます。電動のこぎり、プレス機、裁断機等を使用する際は、特に注意しましょう。
- 機械類のメンテナンスをする際は、電源を切る等、機械の動きが停止されていることを確実に確認してから行いましょう。
- ドアを閉める際には、特に蝶番側に手指が差し込まれていないかよく確認しましょう。
12歳未満のこどもでは、ドアによる指の切断が多くを占めています。保護者は、ドアの開閉時にこどもがどこにいるのか確認するとともに、指挟み防止グッズなどを活用してこどもを事故から守りましょう。
2 年代別救急搬送人員
50代が最も多く239人、次いで40代が200人となっており、20代から70代にかけて多くなっています。
また、0歳~4歳でも32人と、乳幼児でも発生しており、保護者の注意が必要です(図2)。
3 事故発生場所別の救急搬送人員
事故発生場所別の上位5か所をみると、工場(製造所・作業場)が379人と最も多く、次いで住宅等(専用住宅・共同住宅・寮・寄宿舎)が256人と多くなっています(図3)。
4 初診時程度別救急搬送人員
救急搬送時の初診時程度をみると、約7割が入院の必要がある中等症以上と診断されており、生命の危険が切迫している重篤と診断されている事例もあります(図4)。
- 重 篤: 生命の危険が切迫しているもの
- 重 症: 生命の危険が強いと認められたもの
- 中等症: 生命の危険はないが入院を要するもの
- 軽 症: 軽易で入院を要しないもの
5 関連器物別事故発生状況
関連器物別の事故発生状況(上位5つ)をみると機械によって受傷した人が530人と圧倒的に多く、次いで車体が85人、台所用品が84人となっています(図5)。
7 12歳未満のこどもによる事故
12歳未満のこどもに注目し、関連器物別に搬送人員を見てみると、手動ドアなどの開口部で指等を切断する事故が圧倒的に多くなっています(図6)。
また、発生場所別では自宅が23件と最も多くなっており、自宅以外の保育園・幼稚園などでも多く発生していることがわかります(図7)。
【12歳未満のこどもの事故事例】
| 1 | 父親がドアを閉めた際に、娘の小指がドアとドアの隙間に入り込み指先を切断した(3歳 軽症)。 |
|---|---|
| 2 | 母親がベビーカーを開いた際、誤って指を挟み切断した(1歳 軽症)。 |
| 3 | 跳ね上げ式のイスに中指を挟み、出血が止まらず見てみたら切断していた(1歳 軽症)。 |
12歳未満のこどもでは、ドアによる指の切断が全体の多くを占めています。
保護者は、ドアの開閉時にこどもがどこにいるのか確認するとともに、指はさみ防止グッズなどを活用してこどもを事故から守りましょう。
保護者は、ドアの開閉時にこどもがどこにいるのか確認するとともに、指はさみ防止グッズなどを活用してこどもを事故から守りましょう。
もしものときの応急手当
直接圧迫止血法
出血部位をガーゼやタオルなどで直接強く圧迫して出血を止める方法
圧迫する材料の要件
- 清潔なもの。
- 厚みのあるもの(薄いものを何枚も重ねてもよい)。
- 出血部位を覆うことのできる大きさがあるもの。
直接圧迫止血の行い方
- 出血部位にガーゼやタオルなどを当て、手で強く圧迫します。片手で止血できなければ両手で圧迫します。
- 圧迫をしても血液がにじみ出てくる場合は、圧迫している箇所にさらにガーゼやタオルなどを重ねて強く圧迫します。
- 感染防止のため血液には直接触れないようにし、ゴム手袋やビニール袋を使用しましょう。
上級救命講習テキスト ガイドライン2020対応 参照
問合せ先
- 防災部
- 防災安全課
- 生活安全係
- 03-3212-2111(内線4219)