生活に欠かせない危険物の取扱いについて
身近な危険物について
危険物は、工場等で使用される以外にも身近なものに使用されています。
代表的なものとしては、自動車の燃料となるガソリンや軽油、そして、ストーブの燃料として使用される灯油があります。その他にも、消毒用アルコールや化粧品、制汗スプレーの中にも消防法の危険物として規制を受けるものがあります。
危険物は、発火や引火しやすい等の性質をもっており、火災危険の高い物質です。危険物の流出や火災等の事故が発生すると周囲に甚大被害を与える場合があり、取扱いには注意が必要です。
消毒用アルコールなどの危険物から発生する蒸気は、火気により引火しやすく、また、空気より重く低所に滞留しやすい特性があります。必ず、製品の取扱い時の注意事項し、安全な方法で取り扱いましょう。
危険物に該当する可能性のある物
実験映像
危険物に関する実験映像を、YouTube東京消防庁公式チャンネルにて公開しています。
危険物の安全な取扱いのポイント
私たちの生活に欠かせない物品の中には危険物に該当するものがあり、取扱い方法を誤ると、火災等を引き起こすおそれがあります。
ここでは、消毒用アルコールや化粧品などの身近な危険物の安全な取扱いのポイントをご紹介します。
ここでは、消毒用アルコールや化粧品などの身近な危険物の安全な取扱いのポイントをご紹介します。
火気の近くでは使用しないようにしましょう
消毒用アルコールなどは、蒸発しやすく、可燃性であるため、使用する際、喫煙やコンロ等を使用した調理など、近くに火源があると引火するおそれがあります。
危険物となる物品を使用する付近では、火気の使用はやめましょう。
詰替えを行う場所では換気を行いましょう
詰替えを行うときに可燃性蒸気が発生するおそれがあります。この可燃性蒸気は空気より重く、低所に滞留しやすい性質があります。
危険物の詰替えを行う場合は、風通しの良い場所で、換気を行うなど、可燃性蒸気を滞留させないようにしましょう。
直射日光が当たる場所に保管することはやめましょう
危険物は、直射日光に熱せられることで可燃性蒸気が発生します。
保管場所は、直射日光が当たる場所を避けましょう。
正しい方法で廃棄しましょう
廃棄の方法を誤ると火災が発生する危険があります。
お住まいの自治体の分別排出ルールや指示に従って、正しい方法で廃棄しましょう。
問合せ先
- 危険物課