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乳幼児の歯みがき中の事故に注意!

東京消防庁管内では1)、平成28年から令和2年2)までの5年間に、5歳以下の乳幼児が歯みがき中に歯ブラシで受傷した事故により、194人が救急搬送されています。

毎年6月4日から同月10日までの「歯と口の健康週間」を前に、乳幼児の歯みがき中における事故の実態をお知らせし、注意喚起を行っています。

  • 1) 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域
  • 2) 令和2年の数値は暫定値。
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歯みがき中の事故防止ポイント

歯ブラシが口腔内に刺さり、入院の必要がある事故も発生していることから、保護者等は乳幼児の歯ブラシの使用に際して、十分な注意が必要です。

毎年発生する歯みがき中の事故を防止するため、以下のことに注意しましょう。

  • (1) 歯ブラシを口に入れたまま歩いたり走ったりさせず、床に座って歯みがきをさせましょう。
  • (2) ソファなどの不安定な場所で歯みがきをしていて、転落したケースもあることから、椅子、踏み台等に乗った状態で歯みがきをさせないようにしましょう。
  • (3) 歯みがき中に人や物と接触し、受傷するケースもあるため、歯みがき中は保護者の目が届く範囲で見守り、周囲にも注意を払いましょう。

1 年別救急搬送人員

平成28年から令和2年までの5年間で、194人が救急搬送されています(図1)。

図1 年別救急搬送人員
図1 年別救急搬送人員

2 年齢別・受傷要因別救急搬送人員

(1)
年齢別救急搬送人員

1歳が最も多く87人、次いで2歳が58人となっています(図2)。

図2 年齢別救急搬送人員
図2 年齢別救急搬送人員
(2)
受傷要因別救急搬送人員

歯みがき中に「歩いたり、走ったりして転倒」が68.0%で、最も多くを占めています (図3) 。このことから、歯みがき中には『歩かせない!走らせない!』ように保護者がそばに付き添い注意を払うことで、多くの歯みがき中の事故を未然に防止することができます。

図3 受傷要因別救急搬送人員
図3 受傷要因別救急搬送人員

3 初診時程度別救急搬送人員

救急搬送時の初診時程度をみると、軽症が最も多く173人(89.2%)を占めています。

また、入院の必要がある中等症以上が21人(10.8%)を占めています(図4)。

図4 初診時程度別救急搬送人員
重 症: 生命の危険が強いと認められたもの
中等症: 生命の危険はないが入院を要するもの
軽 症: 軽易で入院を要しないもの
図4 初診時程度別救急搬送人員

4 事故事例

1 椅子に座りながら歯をみがいていたところ、バランスを崩して前方へ転倒し、口腔内を受傷した(1歳 軽症)。
2 歯みがき中にふざけていたところ、「オエッ」と声を出したので口の中を確認すると、歯ブラシの毛が喉に刺さっていた(4歳 軽症)。
3 歯ブラシを持って子ども用の台に上ろうとしたところ、前のめりに転倒し口腔内を受傷した(1歳 中等症)。
4 歯ブラシをくわえたまま歩いていたところ、布団の上で転倒し歯ブラシが口腔内に刺さった(3歳 重症)。

5 その他

東京都生活文化局から、乳幼児の歯ブラシによる喉突き事故の事例をまとめたリーフレットが発行されています。

詳細についてはこちらをクリック→

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