このページの本文へ移動

東京消防庁

東京消防庁 > 安心・安全 > 日常生活における事故情報 > 日常生活における火災や事故を防止しよう

子どもの火遊びを防止しよう


子どもの火遊びを防止しよう イラスト

平成27年から令和元年※1の5年間で、東京消防庁管内※2では、12歳以下の子どもの火遊びに起因する火災が128件発生しました。(図1)

※1 令和元年の数値は速報値。平成31年中を含む。

※2 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く。

図1 過去5年間の火災発生件数
図1 過去5年間の子どもの火遊びに起因する火災発生件数

1 火遊び火災を防ぐために

  • ◆ライター等は、子どもの目に触れない場所、かつ手の届かない場所で厳重に管理する。
  • ◆どもには幼児期から火災の怖さや火遊びの危険性を教える。
  • ◆幼い子どもだけを残して外出しない。
  • ◆子どもの安全を守るため、子どもが簡単に操作できないチャイルド・レジスタンス・ライター(CRライター)を使用する。
  • ◆小学生になると、公園など屋外で火遊びをする子どもが増えることから、保護者、学校、地域が連携して、子どもの火遊び火災を防ぐ。
  • ◆ライターを廃棄する際は、中のガスを使い切ってから、各自治体が定める分別方法に従い廃棄する。

2 事故の事例(火災の実態より引用)

事例1 ライターで火遊びし、出火した火災
出火時 14時頃 出火場所 複合用途
被害状況 建物部分焼1棟 3階20u焼損

この火災は、複合用途建物の3階共同住宅の居室から出火したものです。

火元住戸は4人家族で、出火時は母親が不在で子ども3人のみが室内にいました。

出火原因は、子ども2人がライターを使用して襖に火をつけたため火災になったものです。

子ども3人のうち1人は別の部屋におり、臭いがしたため確認すると襖が燃えているのを発見しました。その後、2人を連れて隣人に助けを求め、火災を知らされた隣人は玄関から煙が出ているのを確認したため自宅に戻り、119番通報しました。

事例2 マッチで火遊びし、出火した火災
出火時 14時頃 出火場所 共同住宅
被害状況 建物部分焼1棟 1階30u、外壁5u等焼損

この火災は、共同住宅1階ダイニングキッチンから出火したものです。

火元住戸は3人家族で、出火時は子どもが一人で留守番をしていました。

出火原因は、子どもが学校の帰り道に拾ったマッチ箱を家に持ち帰り火を点けたところどうやって消していいか分からず、ごみ箱の中に捨てたため箱内のごみくずに着火し出火したものです。

子どもがごみ箱に火のついたマッチを捨てる際に手に火傷を負いました。

子どもは出火建物に配達に来た郵便局員に火災であることを知らせ、郵便局員は出火室内に煙と炎を確認した後に自分の携帯電話から119番通報しました。

3 年齢別・男女別の行為者状況

火遊びの行為者を年齢別にみると、128件のうち10歳が27件と最も多い火災件数となっています。(図2)

また、行為者が男児であった火災件数は119件、女児が9件で性別では男児が大部分を占めています。

図2 年齢・男女別の火災発生件数
図2 年齢・男女別の火災発生件数

4 どこで火遊びをしているのか

出火場所は、屋外が最も多く75件(58.6%)、次いで自宅が30件(23.4%)となっています。(図3)

屋外では、公園、河川敷などで発生しており、自宅では居室内、台所やベランダなど様々な場所で発生しています。

※建物(その他の部分)とは、廊下、玄関、物置、トイレなど

※建物(事業用の部分)とは、店舗、学校など

図3 出火場所別火災発生件数
図3 出火場所別火災発生件数

5 1日の中で発生の多い時間帯

就学年齢にあたる6歳以上の子どもの火遊びによる火災は、13時から17時台に多く発生しています。(図4)

図4 発生時間帯ごとの火災発生件数
図4 発生時間帯ごとの火災発生件数

6 火遊びに使用した発火源

火遊びに使用した発火源で、最も多いのはライターの76件で全体の半数以上を占めています。(図5)

また、マッチによる火遊びもライターに次いで多くなっています。マッチはライターのようにスイッチから指を離せば消えるものではありませんので、自分で消すことができない子どももいます。

図5 発火源別の火災発生件数
図5 発火源別の火災発生件数

7 ライターが発火源となった火災件数

ライターが発火源となった件数は、6歳から12歳が全体の92%を占めています。(図6)

図6 ライターが発火源となった火災発生件数

5歳以下の火災の6件のうち、2件はCR機能のないライターが発火源となっています。(2件は不明)

図6 ライターが発火源となった火災発生件数

ライターの規制導入について

ライターの規制導入について

消費生活用製品安全法施行令の一部が改正され、規制対象製品にライターが追加されました。(平成22年11月10日交付)

平成22年12月27日に施行され、施行後9ヶ月間の経過措置を経て平成23年9月27日からCR(チャイルド・レジスタンス)機能を施した安全対策済みライターなどが市場で販売されています。販売できるライターは、以下の3つの要件を備えたものです。

  1. ライターの基本性能の要件を定めたJIS規格を採用したもの
  2. 子供が簡単に操作できないCR機能を備えたもの
  3. 子供が興味を持ちやすい玩具(ノベルティー)型でないもの

なお、規制対象になることにより、製造または輸入事業に係る国への届出、技術基準適合義務、PSCマークの表示が義務付けられます。

PSCマークについて

※規制の対象外となるライターもあります(例:燃料タンクが金属製のもの)。

主なCRライター

  • 主なCRライター1 2動作以上を同時に操作するタイプ
  • 主なCRライター2 レバー操作に強い力を必要とするタイプ