第3章 通報
基本科目
通報
達成目標
自動通報について知っている。
自動通報制度
「自動通報制度」は、火災や急病による被害を軽減するために、住宅用火災警報器の作動信号やペンダントを押すことで送信される信号によって、自動的に119番通報を行う制度です。
この通報は、利用しようとする方の状況などに応じて異なる仕組みのものがいくつか用意されていますが、それぞれに利用するための条件があり、あらかじめ消防署長の承認が必要となります。
(1)救急直接通報
自動通報制度の一つで、寝たきりや一人暮らしの高齢者などを対象に実施しているものです。このシステムは、家の中でケガや急病などにより、助けが必要になった場合、ペンダントなどのボタンを押すと直接東京消防庁に通報され、救急車などが出場するとともに、地域の協力員(近隣に住むボランティア)がかけつけ、救護にあたるというものです。
利用できる人
- 東京都内に住んでいるおおむね65歳以上の一人暮らし又はお年寄りどうしの世帯の方で、慢性的な病気があり、日常生活を営む上で常に注意を必要とする方
- 18歳以上の一人暮らしなどの状況で、重度の身体障害者又は難病患者など

(2)住宅火災直接通報
自動通報制度の一つで、お年寄りや身体の不自由な人などの家に設置してある住宅用火災警報器が火災を感知すると、直接東京消防庁に通報され、消防車が出場します。消防隊は必要に応じて居住管理協力者(近隣に住むボランティア)を要請できます。
利用できる人
- 東京都内に住んでいる、おおむね65歳以上の一人暮らし又はお年寄りどうしの世帯の方で、心身機能の低下や居住環境などから、火災になったときに逃げ遅れる危険性が高いなど防火的配慮が必要な方
- 18歳以上の身体障害や知的障害をお持ちの方で、障害の程度が重く、緊急時の対応が困難な方

問合せ先
- 防災安全課