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東京消防庁の救急隊

救急隊

救急隊は救急隊長、救急員及び救急機関員の3名(救急隊員)で構成されています。救急隊は、救急現場の傷病者の症状から必要な救急処置を行いながら、傷病者の症状に応じた最も近い医療機関へ搬送します。また、乗務する救急隊長、救急員のうち最低1名は国家資格である救急救命士免許を有しており、高度な救急処置を実施できる体制を確保しています。

更に、年々増加傾向にある救急需要に適切に対応するため、計画的に増隊を行っています。

救急機動部隊

救急隊の現場到着時間を短縮させる取組のひとつとして、時間帯などによって変化する救急需要に応じて待機場所を変更し、素早く救急需要に対応する救急機動部隊の運用を平成28年6月から開始しています。

現在は、日中に「東京駅エリア」 「世田谷エリア」 、夜間に、「六本木エリア」 「新宿エリア」と救急要請の多いそれぞれの時間帯に合わせて4隊の救急隊で対応しています。

また、救急機動部隊は多数の傷病者が発生するなどの特殊な災害や感染症傷病者にも対応し、様々なニーズに迅速かつ適切に対応しています。

  • 救急機動部隊 イメージ1
  • 救急機動部隊 イメージ2

デイタイム救急隊

 日中の救急需要が多い地域での現場到着時間の短縮を目的として、令和元年5月に池袋消防署で運用を開始しました。令和5年4月1日現在、計8消防署(計8隊)で運用しています。

運用時間帯は、平日の8時30分から17時15分までで、育児や介護等で24時間勤務が難しい救急資格保持者の活躍の場にもなっています。

デイタイム救急隊 写真

救急隊の行う主な救急処置

救急隊員は、資格によって実施可能な救急処置が定められています。その中でも救急救命士は、実施可能な処置が細分化されており、それぞれについて研修を行い、認定を受けた処置を行っています。

救急隊の行う主な救急処置 一覧表

トピック
多言語対応

日本語でのコミュニケーションが困難な外国人傷病者に対応するため、令和4年7月から全救急隊に多言語音声翻訳アプリ「救急ボイストラ」(31言語対応)を配置しています。ほかにも、コミュニケーションツールとして救急用コミュニケーション支援ボード(5言語対応)や救急隊が活動する際に想定される会話例を収録したコミュニケーションマニュアル(11言語対応)を全救急隊に配置しています。

また、電話通訳センターを介した三者間同時通訳を行う「多言語通訳支援業務」(5言語対応)も行っており、都内の外国人が安心して滞在できる環境を整備しています。

英語対応救急隊 写真