業務紹介
1 確実な機器を災害現場へ
「確実な機器を災害現場へ」を合言葉に、消防部隊が使用する車両、器具などを常に最良の状態に保つため、次のような点検、整備を実施しています
- 法令及び内部基準に基づいた車両・器具の点検・整備
- はしご装置やポンプ装置などの特殊装置の点検・整備
- 消防機器の安全性、操作性向上のための改造整備
- 空気呼吸器の定期点検整備及び空気ボンベの充填
2 所属支援体制
- 緊急整備
災害現場などで消防車両にトラブルが発生した場合は、各種整備工具、発電装置、空気圧縮機などを積載した「走る装備工場」ともいえる整備工作車で急行して緊急整備を行うなど、24時間体制で消防隊をサポートします。災害から都民の生命、身体及び財産を守るための災害活動組織として、円滑・迅速な消防活動を支える装備工場の緊急整備は重要な位置付けとなっています。
- 技術指導
消防職員の点検整備に係る技能向上を目的とする様々な講習を行っているほか、専門技術を認定する消防学校での研修にて講義や実技指導を行っており、普段の整備業務だけではなく教育機関としての役割も担っています。 また、消防署で故障が発生した際には、365日24時間体制で相談を受け付けるテレホンサービス等があり、迅速な対応ができるよう備えています。
3 大規模災害等への支援(装備工場工作隊)
近年は、緊急消防援助隊の後方支援部隊として、装備工場工作隊を編成しています。同隊は様々な大規模災害現場等へ派遣され、整備活動等を実施してきました。そうしたなかで「災害現場に直結した装備工場」という形の大規模災害活動支援隊へと大きく進化しています。
平成16年10月 | 新潟県中越地震災害 |
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平成20年 7月 | 北海道洞爺湖サミット |
平成23年 3月 | 東北地方太平洋沖地震災害 |
平成25年10月 | 東京都大島町土砂災害 |
平成26年 9月 | 御嶽山噴火災害 |
平成27年 9月 | 関東・東北豪雨災害 |
平成28年 5月 | 伊勢志摩サミット |
平成30年 9月 | 北海道胆振東部地震災害 |
令和元年 6月 | G20 大阪サミット |
令和3年 7月 | 静岡県熱海市土砂災害 |
令和5年 5月 | G7 広島サミット |
令和6年 1月 | 能登半島地震災害 |
走る装備工場「整備工作車」
整備工作車は、災害現場、出場、出向途上での突発的な故障への迅速な対応をはじめ、緊急消防援助隊の後方支援部隊、サミットなどの大規模な消防特別警戒での支援などで活躍しています。 平成24年からは2台体制で運用しています。
整備工作車の変遷
組織紹介
問合せ先
- 装備部
- 装備工場
- 資材係