
令和4年中は住宅火災による死者が72人発生しています。令和5年は2月までに住宅火災による死者が27人発生しています。※速報値
住宅火災において死者が発生した主な出火原因は「たばこ」、「ストーブ」、「こんろ」、「コード」です。
冬季は、暖房器具を使用する機会が増え、空気が乾燥することで火災が発生しやすくなることから、特に注意が必要です。
※本ページにおける令和4年の数値は全て令和5年1月1日現在の速報値となります。
1.住宅火災による死者発生状況
令和4年中(令和5年1月1日現在速報値)は住宅火災による死者が72人発生しており、昨年と比べて3人増加しています。過去5年間の住宅火災による死者の発生状況をみると、高齢者の占める割合は7割前後で推移しており、高齢の方は被害に遭いやすいことがわかります。
月別の住宅火災による死者の発生状況をみると、12月から翌年3月にかけて死者が多く発生しています。

※令和4年中のデータは令和5年1月1日現在の速報値

(平成30年から令和4年まで)
※令和4年中のデータは令和5年1月1日現在の速報値
2.主な出火原因
死者が発生した住宅火災の出火原因を見ると、たばこ、ストーブ、こんろ、コードの順で多くなっています。(放火を除く。)

(平成30年から令和4年まで)
※令和4年中のデータは令和5年1月1日現在の速報値
≪主な出火原因を防ぐポイント≫
たばこ |
死者発生原因第1位!
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ストーブ |
ストーブの中で最も多いのは、電気ストーブ
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こんろ |
調理中の使用放置や着衣への着火に注意!
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コード |
身近に潜み、知らぬ間に出火!
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3.鳴りますか?住宅用火災警報器
≪適正に設置しましょう!≫
住宅用火災警報器は火災予防条例により、居間やリビング、子ども部屋、寝室など全ての居室と階段、台所の天井または壁への設置が義務付けられています
※共同住宅等で自動火災報知設備が設置されている建物は住宅用火災警報器の設置義務はありません。
≪定期的な点検を≫
設置した住宅用火災警報器は定期的に点検をしましょう。点検は、本体のボタンを押すか、付属のひもを引いて行います。正常な場合は、正常であることを知らせる音声や警報音が鳴ります。一般的に、点検の際の警報音等は自動で止まります。

≪本体交換は「設置から10年」が目安です≫
古くなると電子部品の劣化や電池切れなどにより火災を感知しなくなるおそれがあります。設置から10年を目安に本体の交換をしましょう。


≪ご存知ですか?付加機能付き住宅用火災警報器≫
住宅用火災警報器には火災を早期に知らせるための更なる機能が付いた付加機能付き住宅用火災警報器があります。火災から大切な生命と財産を守るため、本体交換を機に付加機能付き住宅用火災警報器を設置するとより安心です。
≪連動型住宅用火災警報器≫![]() 火元で作動した住警器と連動して、別の部屋の住警器も鳴動します。 |
≪火災・ガス・CO警報器≫![]() 都市ガスや一酸化炭素(CO)も感知して、あらゆる側面から火災等の発生を知らせる複合型の警報器です。 |
≪屋外警報装置≫![]() インターホンなどを通じて屋外にも火災の発生を知らせます。近隣住民などの協力が期待できます。 |
≪補助警報装置≫![]() 火災の発生を警報音だけでなく、光や振動等で知らせます。高齢者や耳の不自由な方などに推奨されます。 |
住宅用火災警報器ついてもっと詳しくはこちら↓↓

4.住宅防火について動画で詳しく
1 「ティモンディ住宅火災の備えやればできる!(住宅火災の出火原因編)」(6分37秒)
2 「ティモンディ住宅火災の備えやればできる!(住宅用火災警報器編)」(5分35秒)
お問合せ先 |
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東京消防庁
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