119番通報の仕組み

東京都内(稲城市、島しょ地区を除く)で119番通報をかけると、23区内は千代田区大手町、多摩地区は立川市にある災害救急情報センターにつながります。

(携帯電話等で通報する場合は、県境など場所によって近隣の他の消防本部につながることがあります。)

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119番通報の仕方

通報はあわてず・はっきり・正確に!!

<火災の通報例>
東京消防庁 通報者
消防庁です。火事ですか、救急ですか。 火事です。
消防車が向かう住所を教えてください。 ○区○町○丁目○番○号
○○マンション○号室です。
何が燃えていますか。 (例)リビングのストーブが燃えています。
(何が燃えているか具体的に伝えてください)
わかりました、消防隊向かいます。
<救急の場合>
東京消防庁 通報者
消防庁です。火事ですか、救急ですか。 救急です。
救急車が向かう住所を教えてください。 ○区○町○丁目○番○号
○○マンション○号室です。
どうしましたか。 (例)父が突然倒れて、意識がありません。
(誰がどうしたのかを伝えてください。)
名前を教えてください。
(場合によって、電話番号を聞きます。)
○○です。(通報者の名前)
(電話番号は、○○○○-○○○○)
わかりました、救急隊向かいます。

電話の種類によって119番の掛け方が違います。

公衆電話からの119番通報
緊急通報用ボタンのついているもの

受話器を上げて、緊急通報用ボタンを押し、119番をダイヤルする。

緊急通報用ボタン
緊急通報用ボタンのないもの

受話器を上げて、119番をダイヤルする。

公衆電話:デジタル公衆<灰色>
緊急通話装置がないもの<ピンク色>

電話の管理をしている人(お店の人等)に申し出て、鍵で切り替えをしてから119番をダイヤルする。
(切り替えをせずに硬貨を入れて119番をダイヤルしても片側通話になり、相手にこちらの声が聞こえません。)

公衆電話:<ピンク色>

携帯電話等からの119番通報

携帯電話からの通報は、出動する場所の特定に時間がかかる場合があります。住所が言えない場合は、建物名称や、交差点名、店舗名などを伝えていただけると、勤務員が地図を見ながらその場所を特定していきますので、わかりやすい目標をお伝えください。

携帯電話等からの通報要領

  • 所在・目標を確かめてから通報しましょう。
  • 運転中に通報する場合は、安全な場所に一旦停止してから通報しましょう。
  • 電話番号はすぐ言えるようにしておきましょう。
  • 携帯電話やPHSは、地下街やトンネル等からは、かかりにくくなる場合があります。
  • 高速道路の場合は、路線名や、上り・下り等の車線を確認してから通報しましょう。
  • 聞き間違いを防止する為、住所目標等を2回お聞きする場合があります。
  • 状況を確認する為、救急隊から電話を掛ける場合があります。
    救急隊が到着するまで電源を切らないようにしましょう。

【注意事項】

東京都内には、複数の区市町村に存在する町名が多くあります。(例:板橋区富士見町、八王子市富士見町)通報の際には初めに区市町村から伝えてください。

目標物の記載場所(イメージ)

建物・店舗などの名前

建物 郵便局

例「✕✕区の◯◯ビルの前です」「✕✕2丁目郵便局の近くです」

道路(◯◯通り、◯◯街道)、交差点

信号機 道路

例「◯◯街道の✕✕交差点です」

交通機関の駅、停留所

バス停

例「◯◯線の✕✕駅、2番ホームです」「◯◯バス●●方面の✕✕停留所です」

公園・橋などの公共施設名

公園 橋

例「✕✕区の◯◯公園です」「✕✕区の◯◯橋です」

街区表示板

街区表示

登山中の事故

登山道

山岳地は入山ポイントやGPS情報の緯度経度が目標になります。

例「○○山××口から1時間ほど登った地点です」

119番ファックス通報ご利用案内

119番ファックス通報は、ファックスから「119」をダイヤルし、送信することで緊急通報を行うものです。事前登録等の必要はなく、電話での119番通報が困難な場合などに利用できます。

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救急要請等の場合は、東京消防庁から折り返し確認のファックスをします。
ただし、火災通報の場合は、原則として、折り返しの連絡はしません。

  • あわてずにファックス通報ができるように、普段から119番ファックス通報用紙等に必要事項(住所、氏名など)をあらかじめ記入しておき、準備しておくことが大切です。
  • ファックス機へ用紙を入れる際には、読み取る面を確認してから用紙をセットしてください。
    緊急時はあわててしまい、裏、表が反対に送信され、未記載の面が送信されるケースがあります。
    119番ファックス通報用紙は両面印刷となっています。
    あらかじめ、住所、氏名等を両面に記載しておきましょう。
  • 近くに電話(119番通報)ができる方がいる場合は、その方に通報依頼をすることも有効な手段のひとつです。
  • 携帯電話などからウェブ機能を利用して通報ができる「緊急ネット通報」もあります。
    緊急ネット通報について、詳しくはこちら緊急ネット通報:ご案内(PDF:7.8MB)

119番ファックス通報用紙の記入例はこちらへ (PDF:185KB)

119番ファックス通報用紙のダウンロードはこちらへ(PDF:2.29MB)

多言語による119番通報の対応について

119番通報を受信する災害救急情報センター及び多摩災害救急情報センターでは、常時英語担当者を配置し、外国人からの119番通報に対応しています。

また、英語以外の言語による外国人からの119番通報に対応していくため、電話通訳センターを介した同時通訳を導入し、多言語による119番通報対応の強化を図っています。

  • 運用開始日
    平成29年7月1日(土)9時00分から
  • 対応言語
    英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語
    その他の言語に対しては通訳業者が可能な限り対応します。
  • 119番は緊急回線です。適正な利用をお願いします。

問合せ先

  • 警防部
  • 総合指令室
  • 管理係