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東京消防庁 > 安心・安全 > トピックス > 住宅防火10の心得 > 8.寝具類やエプロン・カーテンなどは、防炎品にしましょう。

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寝具類やエプロン・カーテンなどは、防炎品にしましょう。

■防炎品とは

防炎品とは、火がついても容易に着火せず、着火しても延焼拡大を停止する自己消火性を備えた素材で作られた品物のことをいいます。

就寝中に使用していたストーブが寝具に触れることで火災となる事例や、こんろの火が着衣に燃え移りけがをする事例が発生しています。万が一に備えて、防炎品を使用することで、火災の被害を軽減することができます。

家庭の身近にある防炎品の品目には、カーテン、じゅうたん、寝具類(シーツ、枕カバー、掛け布団カバーなど)、エプロン、アームカバー、衣服、自動車等のボディカバー、障子紙などがあります。

基準を満たした商品には、防炎物品ラベル又は防炎製品ラベルが貼付されています。

着衣着火による負傷者数

■着衣着火による死傷者数

令和3年は、住宅内で発生した着衣に着火する火災によって、42人の死傷者が発生しており、このうち、こんろによるものが8割以上を占めています。

また、高齢になるほど死傷者が増加する傾向があります。

着衣着火による負傷者数
着衣着火による死傷者数(令和4年住宅火災)
着衣着火の年代別死傷者数
着衣着火の年代別死傷者数(令和4年住宅火災)

注目!

  • ◆こんろの奥や上にある調味料や調理器具等をとるときは、火を消して袖口等に炎が触れないようにする。
  • ◆こんろ周りに物を置かない。こんろ周りの物を取る時に、着衣に燃え移る事例が多数発生!
  • ◆こんろの火が鍋底からはみ出さないように火力を調節する。
  • ◆火が接しても着火しにくい防炎品のエプロン・アームカバーを使い、調理中の着衣着火を予防する。
    防炎品のエプロン・アームカバー イメージ