救急機動部隊
救急機動部隊は、時間帯等によって変化する救急需要に合わせて、待機場所を変更し、現場到着時間の短縮を図るとともに、感染症、NBC災害、多数傷病者、多言語対応等、様々な救急事案に備えています。
部隊編成
特殊救急車を含む4台の車両と、救急機動部隊総括隊長以下55名の部隊員で構成されています。
本部機動第4救急隊は、陰圧機能を有する特殊救急車であり、感染症等の救急事案に対する対応力を強化しています。また、メーンストレッチャーも従来のものより耐荷重が大きい重体重対応のストレッチャーを積載しています。
(特殊救急車)
(高規格救急車)
部隊の特徴
- 消防署に属する隊ではなく、東京消防庁の本部直轄隊
- 全員が救急救命士であり、高い技術と知識を持った隊員で構成
- 多数傷病者、感染症、NBC災害などの事案に優先して対応
- 救急要請の多いエリアを移動することで、それぞれのエリア周辺における救急車到着までの時間短縮に寄与
運用
日中に「東京駅エリア」「世田谷エリア」、夜間に「六本木エリア」「新宿エリア」と救急要請の多いそれぞれの時間帯に合わせて4隊の救急隊で対応しています。
感染防止衣
救急機動部隊には、多数傷病者発生災害等、多くの部隊が活動する災害現場において傷病者救護の中心的な役割が求められることから、救急機動部隊の識別性を向上するために、救急機動部隊の感染防止衣を他の救急隊とは別のデザインとしています。
腕章
救急服用腕章
救急機動部隊員の救急服の左肩部に着用しています。
救急車をイメージした色(赤色、白色)を主体とし、中央には国際的に救急医療のシンボルとして共通認識のある、Star Of Life(スターオブライフ)を配置しました。
感染防止衣用腕章
救急機動部隊員の感染防止衣の右肩部に着用しています。
救急服用腕章のデザインに合わせ、救急医療のシンボルである、Star Of Life(スターオブライフ)を配置しました。