消防部隊・運用車両紹介

2024年09月01日 更新

指揮隊

指揮隊
指揮隊
大隊長(消防司令)を中心に指揮担当 情報担当 伝令 通信担当が運用します。
各種災害現場において、出場部隊全てを統括、指揮します。さらに、警防本部との無線通信や安全管理、情報収集などが主な任務です。各現場は消防機関だけでなく警察機関や医療機関、その他の機関などが臨場します。その各関係機関との調整も行うのが指揮隊の重要な任務です。活動に関する指揮資料などが積載できるようにワンボックスカーで運用しています。
【配置署所】
 小岩消防署(小岩指揮隊)
【運用車両】
 トヨタ ハイエース
 乗車定員 9名
【主な装備】
 無線通信設備
 
指揮隊員のコメント
山本士長
指揮隊通信担当
指揮隊車の車両運行や維持管理、災害時の無線運用を任務としています。報告や無線運用は常に冷静に行い、活動隊員のすべてを統括しなければいけないので、責任は重大ですが、そこにやりがいを感じています。

ポンプ隊

最大毎分2000L以上の送水能力を持つA-2級動力消防ポンプを搭載しています。また1tから2tの消火用水や消火薬剤を積載しています。消火活動はもちろんですが、特別救助隊と連携する交通事故などの救助活動、救急隊と連携する救急活動、化学機動中隊と連携する化学災害なども出場し、その活動は多岐に渡ります。
中隊長を核とし、機関員を含めた1台4名程度で編成されています。
小型トラックまたは中型トラックをシャーシとし、乗車定員を確保するためダブルキャブが採用されています。
【配置署所】
 小岩消防署(小岩第1小隊・小岩化学小隊)
 北小岩出張所(北小岩第1小隊・北小岩第2小隊)
 篠崎出張所(篠崎第1小隊・篠崎第2小隊)
【運用車両】
 いすゞ エルフ
 いすゞ フォワード
 日野  レンジャー
 乗車定員 7名
【主な装備】
 消火用ホース 救助活動用スプレッダー 毒劇物防護衣 救急資器材 エンジンカッター 可搬式はしご 消火薬 剤
ポンプ隊員のひとこと
ポンプ隊員
小学校の時に見た消防士の姿を見て、私もなりたいと思ったのがきっかけでした。今、私は消防士になり、小学校や保育園に防災訓練や総合防災教育で小学生たちの前に立った時は、私が憧れていた消防士になれているかな、と思いつつ皆の顔を見ると、キラキラした顔でこちらを見てくれます。その顔を見るともっと都民の方々の期待に添えれるよう、より一層努力してきたいと思います。

特別消火中隊

消火活動に必要な高度な知識、技術を有し、最新の消防資器材を搭載しており、現場経験の豊富な隊員で構成されているのが特徴です。基本的な活動内容はポンプ隊に準じるのですが、救助活動に使用する大型スプレッダーやカッター、空気式の救助資器材が特別に配備されており、消火活動や救助活動でその能力を発揮しています。また、火災現場では、活動隊員の安全管理の中核を担う部隊としても運用されます。任命された隊員は黒色の防火衣を着用し、ヘルメットは金色となっています。
必ず2台が1ペアとなり出場することで中隊長以下8名の隊員を確保しています。
小型トラックまたは中型トラックをシャーシとし、乗車定員を確保するためダブルキャブが採用されています。
【配置署所】
南小岩出張所(南小岩第1小隊・南小岩第2小隊)
【運用車両】
 いすゞ エルフ
 いすゞ フォワード
 日野  レンジャー
 乗車定員 6~7名
【主な装備】
 消火用ホース 新型ノズル 救助活動用大型スプレッダー 空気式救助資器材 毒劇物防護衣 救急資器材 エンジンカッター 可搬式はしご 消火薬剤
 
特別消火中隊のコメント
特別消火中隊機関員
歴8年
私はポンプ隊を経験した後、さらに消火のプロフェッショナルとして勤務したいと考え、特別消火中隊を希望し現在は機関員に任命されています。ポンプ隊で培った数々の災害経験を活かしつつ、さらなるレベルアップを目指し、日々様々な想定の訓練を行っています。
 

はしご隊

はしご
はしご
30m級のはしごを装備したはしご車で運用しています。主に高所の火災や救助活動に従事します。30mは10階建てのビルに相当します。救出活動の他に放水機能もあるので高所からの放水も可能です。はしご隊長以下3名で運用しています。
【配置署所】
小岩消防署(小岩はしご隊)
【運用車両】
日野 プロフィア
乗車定員 6名
【主な装備】
30m級はしご 可搬式ライト 救助用担架 可搬式はしご
はしご隊のひとこと
川島士長
はしご隊員
はしご隊の任務は高所で逃げ遅れた要救助者を迅速に救出することです。高所での活動はかなり危険が伴いますが、隊長以下3名で、確実に救出ができるよう日々訓練に打ち込んでいます。さらに、ポンプ隊や特別救助隊、水難救助隊とも連携した訓練も実施しています。このように数多くの部隊と連携し活動することのもはしご隊の魅力です。

救急隊

車内で高度な処置ができる高規格救急車で全救急隊を運用しています。現場で必要な救急処置をしながら傷病者の状態に応じた最も近い医療機関へ搬送します。隊長以下3名で編成され、そのうち1名は国家資格である救急救命士の資格を持ち、高度な処置ができるような体制をとっています。
【配置署所】
小岩消防署(小岩救急隊)
南小岩出張所(南小岩救急隊)
北小岩出張所(北小岩救急隊)
篠崎出張所(篠崎救急隊)
【運用車両】
トヨタ ハイエース
乗車定員 7名

【主な装備】
 自動体外式除細動器 医療用酸素 アドレナリンなどの薬剤 バックマスク 各消毒薬 吸引装置
救急隊のひとこと
救急隊長
歴10年
救急隊を目指したきっかけは、幼いころに遭遇した交通事故現場でした。その時の救急隊員の活躍を見て、私もこの人たちのようになりたいと思ったからです。救急隊として乗務して強く感じたことは、命のバトンを繋ぐという事でした。私たちが傷病者をできる限りの処置をしながら病院まで迅速に運ぶことで、救命につながると考えています。救急救命士の資格を取得したのは入庁してからです。救急救命士養成研修を修了し、現場での処置にも幅ができました。

水難救助隊

suiann
suiann
港湾、河川などにおける水難救助事象発生時に出場します。水難救助隊は当庁に6隊配置されています。そのうちの1隊が小岩水難救助隊です。出場エリアは広く江戸川区はもちろんのこと、足立区や葛飾区、江東区、墨田区にも出場します。国家資格である潜水士の免許と水難救助技術研修を修了し、より専門的で高度な知識、技術をもった隊員で編成されています。
【配置署所】

小岩消防署(小岩水難救助隊)
【運用車両】
 いすゞ フォワード
 乗車定員 10名
【主な装備】
 スクーバセット 救命ボート 船外機 水中通話装置 水中スピーカー ウェットスーツ 水中フィン 大型救助スプレッダー 大型救助カッター 水難救助用担架 レスキューボード
水難救助隊のひとこと
taityou
水難救助隊員
歴6年
水中は特殊な環境下での活動となります。隊員同士はバディと呼ばれお互いに信用し活動しています。高度な知識や技術も必要なのですが、お互いを思いやる心を大事に救命活動をしています。結果として、要救助者の早期救出につながると実感しています。

問合せ先

  • 小岩消防署