広報とうきょう消防(第55号)4

火災の危険を知らせる道具!
10年交換!定期点検!住宅用火災警報器

イラスト 火災警報器

住宅用火災警報器は、煙や熱を感知し、警報音などで火災の発生を知らせてくれます。 設置をすることで、火災にいち早く気づき、速やかな通報や消火、避難が可能となります。 東京都の火災予防条例では、平成22年4月1日より、住宅内の全ての居室・台所・階段に設置することが義務付けられています。
しかし、設置から10年を経過すると電池切れや機器の劣化で、いざという時に鳴らない可能性があります。

【交換】設置から10年経過したら本体を交換しましょう

古くなった住宅用火災警報器は、電池切れや電子部品の劣化などにより火災を感知しなくなる恐れがあります。設置から10年を目安に本体交換を行い、火災を発見できるようにしましょう。

設置した時期が分からないときは?

写真 製造年月日記載例

住宅用火災警報器のふたを外して内部に書かれている製造年月からおおよその設置時期を推測しましょう。取付ける前には設置年月を本体に記載しましょう。

【点検】定期的に作動確認を行いましょう

【正常な場合】
正常を知らせる音声や警報音が流れます。※一般的に作動確認時の警報音等は自動で停止します。

【音が鳴らないときは】
電池がきちんとセットされているか確認しましょう。それでも鳴らない場合は、機器本体の故障の可能性があります。すぐに交換しましょう。

【故障かな?と思ったら】
本体からピッ、ピッ、と音が鳴ったり、ランプが点滅したりするのは、故障や電池切れを知らせるサインです。取扱い説明書等をよく読み、本体を交換しましょう。

警報機の使い方 ボタンを押す
警報機の使い方 またはヒモを引く
汚れがついていたら、乾いた布で拭き取りましょう!

点検の目安は製品により異なるため、取扱説明書をご確認いただくとともに少なくとも半年に1回は点検をしてください。

火を消せる道具!持っていますか?マイ消火器

ご自宅に消火器を備えましょう

消火器の効果

消火器を使用した火災では、使用しなかった火災と比べ、焼損床面積が約2割減少しています。
また、消火器を使用した場合、7割以上のケースで被害軽減に効果がありました。

グラフイラスト 被害軽減に効果あり 7割以上
消火器具を使用した火災の奏効率 (令和5年中 )※速報値

使い方は簡単!様々な種類の消火器

イラスト 消火作業1

消火器
・消火能力に優れており、使用範囲が広い

イラスト 消火作業2

住宅用消火器
・軽量かつコンパクトで、女性や高齢者も使いやすい

イラスト 消火作業3

エアゾール式簡易消火具
・てんぷら油火災、ストーブ火災などの比較的初期段階の火災にも対応可能
・持ち運びしやすく、ヘアスプレーなどの製品と同等な構造で使いやすい

住宅用火災警報器と消火器は、地域の電器店、ホームセンター、家電量販店、インターネットショッピングなどで購入できます。 また、区市町村が消火器の設置に対する補助事業等を行っている場合があります。

実施内容は区市町村によって異なります。

住まいの防火防災診断
診断内容[所要時間:約30分]

高齢者や障害者の方など、災害時に支援が必要な方のお宅を消防職員が戸別に訪問し、火災、地震、日常生活事故等の危険性をチェックし、安全・安心な生活を送るためのアドバイスを行います。 ご家族や支援者の方(ケアマネジャーや介護ヘルパーなど)と一緒に受けることもできます。診断は無料です。最寄りの消防署まで、お気軽にご相談・お問合せください。

イラスト 防火防災対策1

火災予防
暖房器具やガスコンロなどの使用状況、住宅用火災警報器の設置・維持管理状況など

イラスト 防火防災対策2

地震対策
家具類の転倒・落下・移動防止対策など

イラスト 防火防災対策3

日常生活事故
階段、床等の転倒危険箇所の状況、浴室内事故の危険性など

ご自宅をチェックしてみましょう!

東京消防庁公式アプリやYouTube東京消防庁公式チャンネルで、自宅における火災、地震、日常生活事故等の危険性とその対策について学びましょう!

アプリをダウンロード後、ホーム画面のチェックリストタブから「住まいの防火防災診断」を選択