広報とうきょう消防(第58号)2

阪神・淡路大震災から30年 防災週間 8月30日(土)~9月5日(金)

いざという時に備え防災訓練に参加しましょう

防災訓練を通して地域とつながろう

防災訓練のようす

東京消防庁では、防災訓練を通して「地域の様々な団体が、災害時の初期消火や救出救助などで協力し合う関係性を構築する」ための取組を進めています。有事の際に消防だけですべての災害に対応することはできません。しかし、皆さん1人ひとりが災害への備えをするだけでなく、地域の住民やそこで働く・学ぶ人たちが協力して災害に対応することができれば、災害による被害を減らすことができます。

バケツリレーによる消火や、がれきに挟まれた人の救出など、一人では無理なことでも、多くの人が協力することで対応できることはたくさんあります。

この機会に家族や近所の方、職場の方などと「共助」について考えてみましょう。

防災訓練のイメージ

マンション防災訓練

東京都内では、約900万人の方がマンション等に居住しています。このような東京都の地域特性を踏まえ、マンションの防災対策を講じてもらうため、東京消防庁では、マンション居住者に訓練などを通じて防災意識の啓発を行い、防災行動力の向上を図っています。

動画:マンションの地震対策

マンションの地震対策動画公開中

地震後のマンションではこんなことが起こるかもしれません!

マンションの地震対策

何かの“ついでに”防災訓練

「防災訓練に興味はあるが、なかなか参加する機会がない。」「訓練時間が合わず参加ができない。」との声が多くあります。そのような方々の訓練機会を増やすため、東京消防庁では、公園、商業施設、地域の様々な団体が集まるお祭りやイベントなどに消防職員が行き、その場に来ていた皆様に防災訓練を実施していただくための取組を推進しています。お買い物のついでに、遊びに来たついでに、イベントに来たついでに、ぜひ防災訓練にご参加ください。

防災訓練の様子

外国人のための防災訓練

令和7年1月時点で、東京に在留する外国人は72万人を超えており、今後もますます増加していくことが予想されています。外国と日本では、防災に関する常識が異なる場合があり、出身地によっては地震を知らない方もいます。そのような方にも、いざという時のために、日本の防災について学んでもらう必要があります。

そのため、東京消防庁では、言語の壁がある方でも気軽に参加できるよう、外国の方に伝わりやすい「やさしい日本語」を使って話したり、目で見て理解できるイラストや動画などを使って訓練の指導を行っています。街中で見かけた際には気軽にご参加ください。

外国人のための防災訓練

キュータのQ&A
防災訓練を実施するには?

気軽に相談してね

「防災訓練を企画したいがどうすればいいかわからない。」という方は最寄りの消防署へご相談ください。東京消防庁が提供できる様々な防災訓練用の車両や資器材などを紹介し、場所や時間帯に応じた効果的な訓練内容をご提案します。また、訓練当日も消防職員が立会い、訓練参加者への指導を行います。