マンションの地震対策

地震時には停電や、建物被害等により各種設備が停止し、マンション自体が本来有している安全性が低下する可能性があります。

また、消防隊や救急隊の到着が遅れることも予想されることから、普段の生活以上に火事やケガに注意することが大切になります。

 
家庭で マンションで 地域で 地震対策をすすめましょう!

地震!そのときマンションは ~マンションの地震対策~

東京消防庁では、マンション等の共同住宅にお住いの方に向けて、地震後にマンションで起こる可能性がある状況やマンションの地震対策について動画とチラシで公開していますので是非ご覧ください。

火事

壁や窓が壊れて火が燃え広がることも・・・。
●消火設備や警報設備が動かないことがあり、火事の発見が遅れたり、消火や避難が困難になったりする。
●壁・窓や、玄関ドアなどの防火戸が壊れると、火が燃え広がる。


<対策>
●各家庭に消火器などを備える。
●火の取扱いに注意する。
●火事が起きた時は、ホイッスルなどで周囲に知らせ、初期消火を行う。
●炎が天井に届くなど危険を感じたら周囲に呼びかけて、避難する。

ケガ

マンション内で搬送用担架を備えておきましょう!

●エレベーターが停止すると、ケガ人を地上まで運ぶのが困難になる。


<対策>
● ケガをしないために、各家庭で家具や家電の転倒・落下・移動防止対策をする。
● マンション全体で搬送用担架を備える。
● みんなで応急手当や担架の使い方を学ぶ。

閉じ込め

もしもトイレ内で閉じ込められたら・・・。

●ドアがゆがんだり、家具や家電が倒れたりして、部屋やトイレなどに閉じ込められたときに、防音性が高いマンションでは助けを呼ぶ声が聞こえない。

●震度4程度以上の地震が発生した場合、エレベーターが停止し、閉じ込められる。

<対策>
● 家具や家電が転倒しないよう固定する。転倒してもドアを塞がないレイアウトにする。
● 居住者間で安否確認ができる仕組みを作る。
● マンション全体で、バールなど救助に使える資器材を備える。
● マンション全体で、エレベーター内に水・携帯トイレを備えた防災キャビネットを備える。
● エレベーターに閉じ込められた場合は、インターホンなどで連絡する。

地震だ!まず身の安全

東京消防庁では、過去の地震による教訓を踏まえて、地震が起きた際にとるべき行動を「地震 その時10のポイント」に、地震に対して日頃備えておくことを「地震に対する10の備え」に、それぞれまとめていますので是非ご覧ください。

~あなたとあなたの大切な人を守るために~

東京消防庁が実施した近年の地震被害調査では、負傷者の3~5割の方々が、屋内における家具類の転倒・落下・移動によって負傷していました。
ケガだけでなく、火災や避難障害など、地震による家具類の転倒等は、そのほかにも多くの危険をもたらします。
家具転対策の必要性や方法を学んで、あなたや大切な人を守るために家具転対策を実施しましょう!

もしものための応急手当

YouTube東京消防庁公式チャンネルでは、三角巾を活用した包帯法による応急手当を公開しています。

病院へ行く?救急車を呼ぶ?急な病気やけがで迷ったら

症状に応じた質問に答えることで、病気やけがの緊急性の有無、受診の必要性、受診時期、受診科目について確認ができます。
震災発生時は、119番通報が繋がりにくくなり、救急要請をしても救急車到着に大幅な遅延が予想されます。いざという時のために、症状を想定して東京版救急受診ガイドを活用し、近くの医療機関を調べておきましょう。

東京版 救急受診ガイドはこちら
スマートフォン、タブレットで読み込む場合はこちら

問合せ先

  • 防災部
  • 防災安全課
  • 地域防災係
  • 03-3212-2111(内線:4226)