東京消防庁管内の令和2年中の救急出場件数は72万965件でした。
一日平均1,970件出場し、出場頻度としては44秒に1回の割合で出場したことになります。
過去5年間の救急出場件数と搬送人員(令和2年)
救急出場件数が多くなれば、必然的に遠くの救急隊が出場する確率が高まるため、現場への到着時間が遅れてしまい、救える命が救えなくなる恐れがあります。
緊急性がなく自分で病院に行ける場合は、救急車以外の交通機関等を利用してください。
傷病者の様子や事故の状況などから、急いで病院へ連れて行ったほうが良いと思ったときには、迷わず119番通報をしてください。
東京消防庁では平成19年6月1日から、119番通報を受け出場した救急現場において、明らかに緊急性が認められない場合には、救急隊はご自身での医療機関受診(自力受診)をお願いしております。ご本人の同意が得られれば救急隊は直ちに次の緊急出動に備えます。
救急車を呼ぼうか迷った時、診察可能な病院がわからない場合は、東京消防庁救急相談センターをご利用ください。
救急相談センターでは、救急車を呼んだ方が良いのか、などの受診に関するアドバイスや応急手当に関するアドバイス、診療可能な医療機関を案内しています。
★東京消防庁救急相談センター(24時間対応・年中無休)★
(ダイヤル回線からは)23区:03−3212−2323
多摩地区:042−521−2323
また、最寄りの消防署では、24時間医療機関案内を行っています。
★消防署一覧はこちらへ★
緊急性がない場合で、転院搬送(病院間の患者さんの移送)、入退院、通院等で交通手段がないときは、東京民間救急コールセンターにお問い合わせください。
受付時間 平日 9時から17時 オペレーターによる案内
上記以外 自動音声メッセージによる案内
東京民間救急コールセンターでは東京消防庁が認定した患者等搬送事業者(民間救急車)やサポートCab(救命講習を修了している運転手が乗務するタクシー)を案内しています。
ご自分で移動が困難な場合は民間救急車を、ご自分で歩行が可能な場合にはサポートCabを、ご希望に応じてご利用できます。搬送費用は有料となります。