救急車の適時・適切な利用にご協力を!

 年末年始を含む冬場には、救急車が出場する機会が増大し、119番通報を受けてもすぐに救急車が到着できなくなる恐れがあります。
 本当に救急車を必要とする人のもとに、救急車がすぐに向かうことができるように「救急車の適時・適切な利用」について、ご理解とご協力をお願いします。

冬場はなぜ救急車の出場機会が増えるの?

 冬の寒さによって体温が低下し、体の抵抗力が弱まること、空気の乾燥によりウイルスが活性化することで、その他の時期と比べて、風邪やインフルエンザ等の病気にかかりやすくなるとされています。
 また、この時期に特有の症状等による救急要請の増加も要因として挙げられます。これらの症状等は、一人一人の注意によって防ぐことやリスクを低下させることが可能ですので、ご協力をお願いします。
ヒートショック
【脳卒中、心筋梗塞】

 冬場には、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急激な変化によって血圧が乱高下し、心臓や血管に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞等の疾患を引き起こすヒートショックが増加するとされています。
 特に入浴時には、寒い脱衣所と暖かい浴室の間の移動等によりヒートショックが多く発生していることから、注意が必要です。

ヒートショックを防ぐために・・・
1.暖房機器を上手く活用し、暖かい場所と寒い場所の温度差を少なくしましょう。
2.入浴時の湯温は40℃以下、湯につかる時間は10分までを目安としましょう。
3.湯船から立ち上がるときは、ゆっくり立ち上がりましょう。
4.食後すぐの入浴や飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。
5.暖かい屋内から寒い屋外へ外出する際は、手袋、マフラーを活用する等、特に手や首回りの防寒に努めましょう。
窒息
【窒息】

 年始にはお餅を食べる機会が増えますが、これと同時にお餅をのどに詰まらせたことによる窒息も増える傾向があり、特に食べ物を飲み込む力が弱いご高齢の方に多く見られます。
 お餅による窒息事故を防ぐための注意点、窒息時の応急手当等はこちらからご確認いただけます。

 日常生活の事故 ―餅などによる窒息事故に注意!―
急性アルコール中毒
【急性アルコール中毒】

 忘年会や新年会等、アルコールを摂取する機会が増えることで、急性アルコール中毒になる方が増加します。
 急性アルコール中毒は、倒れたまま嘔吐することによる窒息、意識レベルの低下による呼吸状態の悪化等、死に至ることもあり、大変危険です。

急性アルコール中毒にならないために・・・
1.自分が飲めるお酒の適量を把握するとともに、その日の体調にも注意しましょう。
2.短時間に多量な飲酒(一気飲み)をすることはやめましょう。
3.お酒が飲めない体質の方は、周囲の人に「お酒が飲めない体質です」と事前に伝えておきましょう。
4.飲酒の無理強いは、しないようにしましょう。
5.周囲の人は酔った人に付き添い、一人にしないようにしましょう。
6.酔った人が吐いた場合、吐いたものがのどに詰まらないように注意しましょう。
年末年始を含む休日・夜間の診療について
 年末年始には、多くの医療機関が休診となります。
 目黒区における年末年始、休日、夜間の診療案内については、目黒区のホームページからご確認いただけますので、ご活用ください。

 目黒区における救急・夜間診療について

その通報 本当に119番ですか?


 エアコンを設置してほしい、家の鍵をなくしたので開けてほしい、タクシーがつかまらないから来てほしい・・・、緊急ではない内容や消防署が対応する内容ではないこうした通報も119番通報窓口に寄せられています。
 119番は緊急回線です。本当に救急車を必要とする人のもとに救急車を迅速に向かわせるために、不要不急な119番通報はお控えいただくよう、お願いします。
 救急車を呼ぶべきか迷ったら、救急相談センター(#7119)をご利用ください。

 東京消防庁救急相談センターについて

問合せ先

  • 警防課救急係
  • 03-3710-0119(内線382)