住宅用火災警報器はどこに付けるの?
@住宅用火災警報器の取り付け場所
■ 居間、リビング、子供部屋、寝室などのふだん使っている居室、階段、台所の天井または壁に設置が必要です。
(浴室、トイレ、洗面所、納戸などは含まれません。)
■ 自動火災報知設備やスプリンクラー設備が設置されている部屋等は、設置の必要はありません。

※3階建ての場合は、1階と3階の階段の踊り場に設置が必要です。

※メゾネットタイプの場合は、階段にも設置が必要です。
※建物の共用部分である階段、廊下、エレベーターホール等には、設置の必要はありません。
火災が発生すると、全ての部屋の住警器が一斉に鳴動する「連動型」の住宅用火災警報器や、インターホン等と連動して屋外に火災の発生を知らせる「屋外警報装置」付き住宅用火災警報器を設置すると、より安心です!

A取り付ける住宅用火災警報器の種類
取り付ける住宅用火災警報器の種類は条例の中の設置基準(火災予防条例施行規則第11条の8)により決められています。
東京都(島しょ地域を除く)にある住宅の住宅用火災警報器設置基準:
設置場所 | 住宅用火災警報器の種類 |
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煙式 |
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煙式 又は 熱式 |
※煙式の方が熱式よりも火災を早く感知することができるので、東京消防庁では、台所などにも煙式を設置することを推奨しています。
煙式

煙(けむり)式住宅用火災警報器
・火災の煙に反応して警報音を発します。
熱式

熱(ねつ)式住宅用火災警報器
・火災の熱に反応して警報音を発します。
※掲載している住宅用火災警報器の写真は製品のイメージを示すための一例です。
メーカーや機種の違いによって様々な形のものがありますので、購入する際は、パッケージなどの表示で「けむり式」・「ねつ式」を確認してください。
※火災に加えて、ガス漏れや一酸化炭素を検知する機能が付いた「複合型住宅用火災警報器」もあります。
B住宅用火災警報器の取り付け位置
■ 住宅用火災警報器は天井又は壁に取り付けます。
<天井に取り付ける場合>
壁や はり から60センチメートル以上(熱式の場合は40センチメートル以上)離れた天井の中央付近に取り付けます。


注意
- エアコンの吹き出し口や換気口などの位置から、1.5メートル以上離しましょう。
- ストーブなどの熱または煙の影響を受けない位置にしましょう。

ダイニングキッチン(DK、LDK)などの場合
10平方メートル以下の台所で、居室との仕切りがない場合、また、あっても天井から1メートル未満のはりやつり戸棚などの場合は、設置しないことができます。この場合、居室の住宅用火災警報器は、はりなどから60センチメートル以上離れた台所に近い位置に取り付けます。

<壁に取り付ける場合>
天井から15cm以上50cm以内の位置に住宅用火災警報器の中心がくるように取り付けます。
30平方メートル 以上の台所の壁に取り付ける場合は、煙式の住宅用火災警報器とします。

注意
住宅用火災警報器の機種によって、取り付けの注意点が異なります。取り付ける前には、製品に付属している取扱説明書を必ず確認してください。
取り付けは、高所での作業となり、転倒や落下などの危険があります。安定した足場を確保して、作業を安全に行ってください。