航空隊の業務 救急活動

東京都内(内陸地域)での救急活動

河川敷で救急隊からの引継ぎ

事前に指定された場所での重症以上の傷病者で、救命救急センター等への搬送の必要があると判断された場合には、救急ヘリコプターが出場し、河川敷や運動場などで救急隊から傷病者を引き継ぎ、救命救急センター屋上ヘリポートまで迅速に搬送することにより、救命効果の向上を図っています。

救急ヘリコプターには、救急救命士1名以上を含む2名の救急隊員が搭乗し、高度な処置を継続しての搬送が可能です。また、必要により、病院屋上で医師を搭乗させてから現場に出場します。

救急ヘリコプターによる救急活動フローチャート
病院屋上への着陸
病院屋上で医師に引き継ぎ
直接、現場付近へ着陸

山岳救助や水難救助などでは、現場に直接出場し、ホイストなどで傷病者を救助した後に、迅速に救命救急センターなどの病院屋上ヘリポートに搬送します。特に山岳部などの場合では、地上隊では何時間もかかるような場合でも、ヘリコプターなら15分程で救命救急センターへの搬送が可能となります。

島しょ地域の救急活動

伊豆諸島(大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島)からの救急要請に対応するため、救急搬送を24時間体制で実施しています。伊豆諸島への救急出場時には、医師及び救急救命士の資格を有した航空救急員が搭乗し、高度な処置を施しながらの搬送が可能です。

伊豆諸島の概略図及び所要時間
島しょ地域画像01
島しょ地域画像02
島しょ地域画像03

救急搬送のほかに、東京都の要請に基づき、各島の防災訓練を実施しています。また、大規模な火山噴火などの緊急時の住民避難、生活物資の輸送などを行っています。

問合せ先

  • 装備部
  • 航空隊