電気火災
蒲田消防署管内で電気による火災が増えています!
身近に潜む電気火災
電気火災とは、電気や電気製品にかかわる火災のことを言います。
■電気火災の中でも電線の短絡・トラッキング・半断線等によっておこる火災(以下「電気コード火災等」という。)は、火を使用している意識がないため、火災に気付きにくい特徴があります。
■電気コード火災等は増加傾向にあります。電気コード火災等による死者数は年々増加しています。
■電気コード火災に至る経過として、電線の短絡、金属の接触部過熱、トラッキングの順で発生しています。
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電気火災の主な原因と対策ポイント
電気の短絡(ショート)・半断線

電気コードの家具等による踏み付け、束ねての使用、折れ曲がったままの使用は、電気コードの被覆の損傷や温度上昇、経年劣化による短絡(ショート)、半断線による発熱を引き起こし、火災の原因になります。
※半断線とは、コード内部の線が一部断線した状態のことを言います。■電気コードを家具の下敷きにしない。
■束ねて使用しない。
■折れ曲がりに注意する。
■すでに被覆がはがれているコードは使用しない。
金属の接触部の過熱

プラグがコンセントにしっかり差し込まれていなかったり、プラグの差し刃が変形していたりすると、過熱して火災の原因になります。
■プラグはコンセントにしっかり差し込む。
■プラグ・コンセントは変形等がないか定期的に点検する。
トラッキング

コンセントに差したプラグの差し刃の周りにほこりが付着していると、湿気を帯びたほこりが電気回路を形成し放電を繰り返すことで火花が発生し、火災となります。
■コンセント周りは定期的に点検・清掃する。
■使用しないプラグは抜いておく。
過多の電流

電源タップを決められた容量以上で使用すると発熱し火災の原因になります。
■電源タップは決められた容量内で使用する。
住宅用火災警報器で早期発見
■電気コード火災等によってなくなった方は、約5割が就寝中に発生した火災により命を落としています。 ■住宅用火災警報器は火災の煙や熱を感知し、警報音を発します。 ■住宅用火災警報器を全ての居室・台所・階段に設置することで、火災が小さいうちに発見し、自分の命を守ることができます。 |
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設置していてよかった住宅用火災警報器
共同住宅の居住者(男性・30歳代)の居室で、長年電気コードが極端に折れ曲がった状態で使用されていたため、内部の線が半断線していました。半断線により電線に過度の電流が流れたため、発熱し、短絡して火災となりました。隣人が、住宅用火災警報器の鳴動音に気付き119番通報するとともに、消火器で初期消火を行ったため、火災の延焼を防ぎました。
適切な維持管理を
住宅用火災警報器がほこりなどで汚れている場合、火災を感知しにくくなります。定期的に乾いた布でふき取りましょう。 また、設置後10年を経過したものは電子部分の劣化等により火災を感知しなくなるおそれがありますので、機器本体を交換しましょう。 |
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電気火災リーフレット(PDF:1.1MB)
問合せ先
- 蒲田消防署
- 予防課
- 防火管理係
- 03-3735-0119(内線520)