消防科学セーフティレポート第08号（昭和46年）

災害現場で使用されるロープに関し、引張強さ、結び目の強さ、薬品及び水等に対する耐久性に関する強度変化、衝撃試験等の実験結果

水に混入すると、水の流動抵抗を減少させ、放水量及び放水射程距離を増大させる特性を持つといわれるすべり水（薬剤）を用いて実施したホースによる遠距離送水試験結果

石油類の流出事故に際し、石油類の界面活性剤によるゲル化の実効性を把握するためのゲル化の方法、その度合、状態の維持及び石油類を含んだゲルの燃焼性等に関する実験結果

高膨張泡を利用しての電気室火災防ぎょの安全性に関する基礎的研究ならびに東消式簡易発泡器による電気火災防ぎょの安全性に関する実験結果

空中消火の対象は山林火災だけでなく、木造家屋密集地帯など市街地火災の消火の可能性もあることから、空中散布用消火剤の熱に対する特性試験結果

ポータブル石油ストーブを用い地震による転倒、その他の事象からの出火拡大現象、最も効果的な消火方法等を把握するために実施した実験結果

高圧酸素治療室内で発生した火災の原因究明に関連して実施したもので、高濃度酸素の条件下におけるビニルコードの燃焼性の把握試験結果

ポリプロピレン繊維が乾燥後に蓄熱発火した火災事例の火災発生機構の解明に関する研究結果

オリフィスを吐出側に設け、オリフィス前後の差圧を送水量に置換し、水銀柱差圧で読む流量測定装置の開発結果

フォームダイクは泡の漏洩を防ぐ堤防であるが、耐火造建物火災時に室内に高膨張泡を充満させて消火する際に建物開口部から泡の漏洩を防止する器材として、短時間に組立設置でき携行が容易フォームダイクを試作結果

東消式高発泡器の開発により、倍率の高い消火泡を容易に発生させることが可能となったことから、消火器に応用した試作結果

東消式高発泡消火器の開発により、倍率の高い消火泡を容易に発生することが可能となり、当研究室ではこの発泡機構を応用した一連の研究開発を進めており、その一環として高発泡消火器を揮発したものである。