防炎とは

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防炎とは
不燃と異なりあくまでも燃えにくいという性能を示すもので、小さな火に接しても繊維が燃え上がらず、もし着火しても燃え広がりが少ないことを表します。

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防炎!?
詳しく教えてほしいな!

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詳しく説明すると繊維製品などを燃えにくくすることによって、繊維製品などが「もえぐさ」となって発生する火災を予防し、安全な環境づくりを行うために生まれたものです。その性能は、初期火災を延焼拡大させない効果があって、「燃えにくさ」によって初期消火や避難などの初期の火災対応や避難など、貴重な時間を稼ぐことができるのです。

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防炎にすると初期火災の拡大を抑える効果があって、避難などの貴重な時間を稼ぐことができるんだね!
ところで、防炎って種類があるの?

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まずは、消防法で規制される「防炎対象物品」から説明します。昭和43年から消防法に位置付けられた「防炎規制」は、高層建築物、地下街及び不特定多数の人が出入りする特定防火対象物などの防炎防火対象物では、防炎性能を持つ防炎物品の使用が義務付けられていて、それらには「防炎」の表示を付けることになっています。

もう一つ、消費者の立場に立って防炎製品認定委員会が防炎性能等を認定した「防炎製品」があります。
(公財)日本防炎協会が自主的に製品認定制度を採用して、一定基準以上の防炎性能を有するものを防炎製品として認定しています。防炎製品のページはこちら

防炎物品のカーテンを使用していたことで、火災が小火で済んだ事例も多くあります。

- まとめ -

防炎防火対象物防炎の対象となる物品(防炎対象物品)を使用する場合は、各種の防炎試験に合格し、防炎性能を有することの証明となる防炎表示が付いている物品にしなければいけません。防炎表示が付されているものを「防炎物品」といいます。

- 防炎まめ知識 -

  • 防炎性能
    消防法施行令及び消防法施行規則に定められた基準で、防炎処理又は防炎加工された防炎対象物品は、定められた試験に適合することが必要です。
  • 防炎処理
    防炎性能を持つ物品にするための防炎加工処理を行うことができる資格を持った人(企業)などが処理又は加工をすることをいいます。

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